何か新しいことに挑戦するということは、ワクワクすると同時に、本当にうまくいくかどうか、『不安』の感情が湧いてくる人も多いかと思います。
とくに社会人の方は、まったく同じ内容の仕事をし続けるということは少なく、新しい内容の仕事にチャレンジして、慣れてきたら、また次の新しい内容の仕事にチャレンジして、この繰り返しが多いのではないでしょうか?
なので、そのたびに毎回、不安を抱く人もいると思います。
その気持ちはすごくよく分かります。僕も気が強い方ではないので、会社では新しい仕事に挑戦するたびに『不安』や『ストレス』を抱いていました。
僕と同じように、毎回不安やストレスを抱いてしまう人にとっては、チャレンジしたい気持ちがある反面、憂鬱だったりしますよね。
しかし、何か新しいことにチャレンジすることは、自分を高めることであり、知見や視野を広めることができるので、どんどんしていくべきだと思います。
今回の記事では、そんな不安やストレスを軽減するための『思考方法』を紹介していきます。
不安は避けるのではなく、上手に向き合うことが大事
まず、最初に言っておきたいのが、不安は、「避けるもの」ではなく、「上手に向き合うもの」です。
詳しくは次で説明しますが、不安という感情に向き合って、乗り越えるということは、人の成長に欠かせないものだからです。
逆に、不安を避けてようとする人は、鬱になる傾向が高くなるそうです。なので、不安を避ける思考方法ではなく、「不安と上手に向き合うための思考方法」をこれから説明していきます。
ネガティブな不安は避けて、ポジティブな不安だけと向き合うようにする
不安という感情には2種類存在するんです。
1つは『ネガティブな不安』
2つめは『ポジティブな不安』です。
先ほど、不安は上手に付き合うものと言いましたが、じつは、片方の『ネガティブな不安』に関しては、向き合う必要がありません。
では具体的に、ネガティブな不安というのは何なのか?
それは『自分は無力であると認めてしまう時に感じる不安』のことです。
こういった、ネガティブな不安というのは成長にはまったく必要がなく、余計なストレスを受けてしまうだけなので、向き合う必要はありません。
逆に、ポジティブな不安というのは、
『決意や覚悟によって生じる不安』のことです。
このポジティブな不安のほうは、自分を成長させるために向き合っていくべきなんです。
成功するか失敗するかは分かりませんが、無力であると認めてしまうよりはマシです。成長に欠かせないポジティブな不安は、積極的に向き合っていくべきです。
ポジティブな不安と向き合っている人は死亡率が低下する
これは、研究によって分かったことなんですが、
「ポイティブな不安と向き合った人は死亡率が低下し、逆にネガティブな不安に向き合った人は、死亡率が高くなった」
そうです。
でも、どうしてこのような結果になったのでしょうか?
いろいろなことに挑戦し続けて、常にポジティブな不安と向き合っている人は、そうでない人に比べて、『デヒドロエピアンドロステロン』という体内物質が多く分泌されるそうです。(名前が長いので覚えなくてもいいです笑)
この物質は、副腎や性腺で産生される男性ホルモンの一種であり、若返りホルモンとも呼ばれています。
つまり、ポジティブな不安とたくさん向き合うことにより、この若返りホルモンが多く分泌され、アンチエイジング効果になったというわけです。
不安を軽減させる3つの思考力を身につける
人というのは、基本的には変化を嫌うようにできています。
なので、新しいことにチャレンジするというのは、変化するということなので、心理学的にも誰しも不安に感じるのは仕方がないことなんです。
でも、不安と上手に向き合うにはどうしたらよいのか?
僕が、実際に実践しているのは、小手先のテクニックのようなものではなく、不安を軽減させるための、「思考力」を身につけるという方法です。
これから、不安に感じたときに、どのような思考をすればよいか、特に効果的だった3つの思考方法を紹介していきます。
不安は細かい洞察力を与えてくれる
1つ目は、
不安は「するどい洞察力を与えてくれるもの」
だと捉えることです。
不安というのは言い換えると、注意深くなるということです。
物事に対して、何も考えていない人よりも、不安に思っている人の方が周りのことに対していろいろ考えており、洞察力が非常に高くなっています。
なので、不安という感情はけっして悪いものではなく、「するどい洞察力を働かせているんだ」というようなポジティブな捉え方をしましょう。
不安を逆手にとってやる
2つ目は、
「大きなことに挑戦できてワクワクしている」
と捉えることです。
人は不安に感じると誰しも、胸がドキドキしますよね。
そのドキドキは決して、『不安になってドキドキしているのではない』『大きなことに挑戦できてワクワクしているのだ』と自分に言い聞かせるんです。
不安を逆手にとってやり、ドキドキという感情をワクワクという感情にすり替えてやるのです。
いきなりは難しいかもしれませんが、少しずつそういう意識を持つことで、自然とそういう思考力を身につくようになってきます。
不安に感じている時の方が力を発揮できる
3つ目は、
不安に感じていた方が力を発揮できる
と捉えることです。
実際に、学校のテストでも、緊張している学生のほうが、注意力が高くなり、テストの結果が良いです。
これは警察官にも同様のことが言え、緊張している方が犯人へのミスショットが減るそうです。
なので、「パフォーマンスを発揮するためにも不安は必要なものだ」と自分に言い聞かせるようにしましょう。
以上の3つが、僕が実際に不安をポジティブな考え方にするために行なっている、思考方法です。
最初のうちは、なかなか上手くいかないかもしれませんが、コツコツと持続させることが大切です。
常にそういう思考を持ち続けていると、だんだんと慣れてきて意識しなくても、そういう思考になってきますので、ぜひとも実践してみてください。
・不安は「するどい洞察力を与えてくれるもの」だと捉える
・不安は「大きなことに挑戦できてワクワクしている」と捉える
・「不安に感じていた方が力を発揮できる」と捉える
ネガティブな不安から回避するためには
最後になりましたが、最初に『ネガティブな不安は回避するようにしましょう』と言いましたよね。
でも具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
仕事に対して「上司から執拗なパワハラを受けている」、「職場の環境に馴染むことができない」、「人間関係が上手くいかない」などなど、それぞれの理由で不安を抱えている人もいると思います。
僕も実際に、前の会社でひどいパワハラを受けて、「ネガティブな不安」からうつ病になった経験があるので気持ちはよく分かります。
こういった、ネガティブな不安を回避するには、ぶっちゃけて言ってしまうと、「今の職場環境を自分から変える」ことが大事です。
でも、いきなり職場環境を変えるというのは難しいという人も多いと思います。僕の同じ状況でした。
そんな場合に、すごくおすすめの方法があります。
それは、「転職サイトに登録だけしておく」しておくという方法です。
その理由については詳しく、「会社でのストレス・憂うつ対策!今すぐやっておいた方がいいこと!!」に書いたので、ぜひ見てみて下さい。
記事は以上です。
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