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有名大手ばかり!ブラック企業大賞2018のランキング一覧

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こんにちは、ブラック企業からホワイト企業へ無事転職を成功させた、はるきちといいます。 

「ブラック企業」という言葉は、誰もが知っているくらい浸透してきました。

では「ブラック企業大賞」というものを知っていますか?

ブラック企業大賞とは、その年、不祥事を起こした企業に対して行われるイベントのことです。

このブラック企業大賞では、大賞をはじめ、各特別賞やノミネート企業一覧も実名でランキング発表されます。

そして、誰もが知っている超大手有名企業ばかりが受賞しています。

今回は、2018年の「ブラック企業大賞」について詳しく紹介していきます。

これから転職する人や、新卒で就職する人にとっては「絶対に避けるべき企業」はどこなのか分かるので参考にしてみて下さい。

ブラック企業大賞とは?

まず最初に、ブラック企業大賞について詳しく説明しておきます。

ブラック企業大賞とは

誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして、2012年より設立された「ブラック企業企画委員会」によって毎年12月に行われてるイベントのことです。

この「ブラック企業企画委員会」というのは、NPO法人関係者、大学教授、弁護士、ジャーナリストから結成されています。

素性が知れない人ではなく、ちゃんと権威ある人ばかりで成り立っている団体なんですね。

ブラック企業大賞公式ページ

ブラック企業大賞ノミネートの理由

では、無数に存在する企業の中から、どうやってブラック企業だと判断するのでしょうか?

「ブラック企業大賞企画委員会」がブラック企業だと見極める基準を公式で発表してます。

その基準とは以下の11項目です。

ブラック企業の判定基準

長時間労働

 セクハラ、パワハラ

 職場内のいじめ

 長時間過密労働 

 低賃金

 コンプライアンス違反

 育休、産休などの制度

 労働組合への敵対度

 派遣社員への差別

 派遣社員への依存度

 残業代の未払い

これら基準に多く該当すると、ノミネートされやすいそうです。

また、ノミネートされるのは、企業の他に法人(学校法人、官公庁、公営企業、社会福祉法人、医療機関など)も含まれます。

ちなみに、自分が長年ブラック企業を渡り歩いてきた経験から

「ブラック企業の特徴」を下の記事にまとめたので合わせて参考にして下さい。

ブラック企業大賞ランキング決定までの流れ

次に、ブラック企業大賞ランキングがどのように決まるのか?

実際に、受賞までの流れを以下にまとめます。

-受賞までの流れ-

①実行委員会が審査基準を元に10社程度ブラック企業大賞候補をノミネートする。(記者会見あり)

②ノミネート企業には事前に受賞式当日の招待状が送られる。

③ノミネートされた企業はWebサイトにも掲載され、同時に「Web投票賞」のための一般Web投票が始まる。※Web投票賞は受賞式当日に参加者による「投票タイム」も設けられる

④受賞式当日、各賞の結果が発表される。※Web投票賞以外の賞は実行委員会によって選定される。

簡単ですが、受賞式までの流れはこんな感じです。

ランキングにノミネートされた企業には、招待状が送られますが、基本的に受賞式に出席する企業はいないそうです。

なので、勝手に代理を立てて、勝手に表彰が行われています…笑

名誉毀損で訴えられないの?

委員会によってノミネートされた企業は、ブラック企業だと公表されたことにより、名誉毀損で訴えてこないのか?

公表されたことにより、応募が減り、営業妨害だと考える企業もありそうですよね。

しかし、企業が委員会側を訴えたところでメリットが全くないんです。

そもそも労働基準法に反していることで公表されているため、世間は「やましいことを隠していた企業」という認識をさらに強めてしまうだけなんです。大手有名企業だと尚更ですよね。

有名企業ばかり!「ブラック企業大賞2018」ランキング一覧

ではでは、2018年のブラック企業大賞に輝いたのはどこの企業なのか?

その他のランキング入りした企業一覧と合わせて紹介していきます。

ブラック企業大賞:三菱電機株式会社

2018年12月にブラック企業偏差値の高い「ブラック企業大賞」が発表されました。

大賞を受賞したのは、「三菱電機株式会社」です。

三菱電機といえば、家電をはじめとする様々な電化製品を製造している大手メーカーですよね。

そんな三菱電機が、ブラック企業大賞を受賞した主な要因は

「長時間労働による過労死が発生」

「短時間に長時間労働が原因で5件も労災認定」

この2つです。

2014〜2017年の間に、5人のシステム開発技術者である男性社員が、長時間労働が原因で精神障害や脳疾患を発生して労災認定されていることが発覚しました。

その5人のうち2人が過労死し、3人には裁量労働制が適用されています。

過労死した1人は、亡くなる4ヶ月ほど前から、法廷時間を上回る月80時間前後の残業が続いていたといいます。

もう1人は、システム開発プロジェクトの担当をしており、システムの不具合から完成が間に合わず、遅れを取り戻すために月100時間を超える長時間労働が数ヶ月に渡り続いて、その結果、精神障害を発症していたそうです。

短期間のうちに、過労死を2人も出してしまうなんて恐ろしい会社ですね。これはブラック企業大賞を受賞するのも頷けます。

特別賞:株式会社日立製作所・株式会社プラントサービス

特別賞には「株式会社日立製作所・株式会社プラントサービス」が選ばれました。

株式会社日立製作所は、日立グループの中でも中核を担い、電化製品のメーカーとして、誰もが知る大手企業です。

また、株式会社プラントサービスは、日立製作所のグループ会社です。

株式会社日立製作所・株式会社プラントサービスが特別賞を受賞した主な要因は

「長時間労働とパワハラによる労災認定」

「外国人技能実習生不正に働かせていた」

この2つです。

2013年に日立製作所に新卒入社した20代の男性社員が、グループ会社の日立プラントサービスに出向中に精神疾患を発症し、労災認定されました。

この社員は、月100時間を超える残業を頻繁に行っており、多い時では月160時間を超えていたそうです。

また、職場所長から「いらない」 「めざわりだから帰れ」 「仕事を辞めてしまえ」などの暴言や、座席の椅子を蹴られたりなどのパワハラを受けていました。

さらに同社では、数百人のフィリピン人技能実習生を、不正に働かせていました。「電機機器組み立て」の習得のはずが、窓や排水パイプ、カーペットやトイレを鉄道車両に取り付ける作業しかさせていなかったそうです。

しかも、技能実習生の在留資格の更新ができないことを理由に、99名ほどが解雇させられています。

三菱電機の過労死ほどではないかもしれませんが、こちらも、長時間労働やパワハラなどのブラック企業の典型的特徴が詰まった会社だと感じました。

しかも、ダイバーシティなどの、外国人労働者の積極的採用が求められている中、こういった不正を行っている企業は、時代に逆行しまくっていますね。

市民投票賞:財務省

市民投票賞には「財務省」が選ばれました。

こちらは企業ではなく、国家予算の編成などを担う行政の中核に位置付けられる、省庁の1つです。

そんな財務省が、市民投票賞に選ばれた主な要因は

「事務次官の女性記者に対するセクハラ」

です。

2018年4月に、当時の財務省のトップである事務次官が、テレビ朝日の女性記者に対し、性的な言動を繰り返していたとして報道されました。

その後、財務省は事務次官によるセクハラがあったとして発表をしたが、この過程で麻生大臣は「セクハラ罪という罪はない」という、セクハラを軽視する態度をとっていました。事務次官はいまだにセクハラを否定しているそうです。

民間企業ではハラスメントが深刻な問題とされている中、国の中枢機関でこういったセクハラが起こったことが、民間企業ではないが特別に受賞した理由になっています。

これは当時、テレビで頻繁に報道されていましたよね。国の機関も含めて、日本全体がブラック企業で汚染されていまね。

有給ちゃんと取らせましょう:株式会社ジャパンビバレッジ東京

有給ちゃんと取らせましょうには「株式会社ジャパンビバレッジ東京」が選ばれました。

ジャパンビバレッジ東京とは、自動販売機オペレーション大手であるジャパンビバレッジホールディングスの子会社です。

そんな同社が、有給ちゃんと取らせましょうを受賞した主な要因は

「みなし労働時間の適用」

「管理職によるパワハラ」

です。

2017年末、残業時間が100時間を超えていたにもかかわらず、労働者に対して7時間45分の給与しか支払っていなかったそうです

また、ある支店の支店長が、クイズの正解者にのみ有給休暇を認めるという「有給チャンス」なるパワハラを行っていました。

当時「有給チャンス問題」としてネットで炎上していましたが、管理職がこんなにアホだと部下は泣きそうになりますよね。しかも1人だけでなく複数人いたそうなので、社員の人は本当に可哀想です。

受賞はしなかったがノミネートされた企業一覧

次に、各賞には選ばれなかったけど、ノミネートされた5つの企業の名前を載せておきます。

賞には選ばれなかったけどノミネートされた企業
株式会社ジャパンビジネスラボ
野村不動産株式会社
スルガ銀行株式会社
ゴンチャロフ製菓株式会社
株式会社モンテローザ

ノミネートされている企業の中にも、誰でも知っている有名企業ばかりが並んでいますね。

もちろん、今回はノミネートはされなかったけど、ただ単に不祥事が浮き彫りになっていないというだけの、有名企業は他にもたくさんあります。

「その他の歴代受賞&ノミネート企業」について知りたい人は、下の記事にまとめてあるのでよかったら参考ください。

自分の会社が「ブラック企業」だと感じたら絶対に取るべき行動

今まで紹介してきたブラック企業は「氷山の一角」にすぎません。

悲しいことに世の中には、まだまだブラック企業ばかりです。

もしも、自分の会社が少しでもブラックだと感じたら、絶対にやっておいてほしいことがあります。

それが

「会社からいつでも逃げられる準備をしておくこと」

です。

手遅れになってからでは遅いので、準備だけは絶対にしておいたほうがいいです。

でも何をすればいいのか?

詳しくは下の記事にまとめたので参考にして下さい。

記事は以上になります。

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