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有名大手ばかり!ブラック企業大賞2015のランキング一覧

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こんにちは、ブラック企業からホワイト企業へ無事転職を成功させた、はるきちといいます。 

「ブラック企業」という言葉は、誰もが知っているくらい浸透してきました。

では「ブラック企業大賞」というものを知っていますか?

ブラック企業大賞とは、その年、不祥事を起こした企業に対して行われるイベントのことです。

このブラック企業大賞では、大賞をはじめ、各特別賞やノミネート企業一覧も実名でランキング発表されます。

そして、誰もが知っている超大手有名企業ばかりが受賞しています。

今回は、2015年の「ブラック企業大賞」について詳しく紹介していきます。

これから転職する人や、新卒で就職する人にとっては「絶対に避けるべき企業」はどこなのか分かるので参考にしてみて下さい。

ブラック企業大賞とは?

まず最初に、ブラック企業大賞について詳しく説明しておきます。

ブラック企業大賞とは

誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして、2012年より設立された「ブラック企業企画委員会」によって毎年12月に行われてるイベントのことです。

この「ブラック企業企画委員会」というのは、NPO法人関係者、大学教授、弁護士、ジャーナリストから結成されています。

素性が知れない人ではなく、ちゃんと権威ある人たちばかりで成り立っている団体なんですね。

ブラック企業大賞公式ページ

ブラック企業大賞ノミネートの理由

では、無数に存在する企業の中から、どうやってブラック企業だと判断するのでしょうか?

「ブラック企業大賞企画委員会」がブラック企業だと見極める基準を公式で発表してます。

その基準とは以下の11項目です。

ブラック企業の判定基準

長時間労働 

セクハラ、パワハラ

 職場内のいじめ

 長時間過密労働 

 低賃金

 コンプライアンス違反

 育休、産休などの制度

 労働組合への敵対度

 派遣社員への差別

 派遣社員への依存度

 残業代の未払い

これら基準に多く該当すると、ノミネートされやすいそうです。

また、ノミネートされるのは、企業の他に法人(学校法人、官公庁、公営企業、社会福祉法人、医療機関など)も含まれます。

ちなみに、自分が長年ブラック企業を渡り歩いてきた経験から

「ブラック企業の特徴」を下の記事にまとめたので合わせて参考にして下さい。

ブラック企業大賞ランキング決定までの流れ

次に、ブラック企業大賞ランキングがどのように決まるのか?

実際に、受賞までの流れを以下にまとめます。

-受賞までの流れ-

①実行委員会が審査基準を元に10社程度ブラック企業大賞候補をノミネートする。(記者会見あり)

②ノミネート企業には事前に受賞式当日の招待状が送られる。

③ノミネートされた企業はWebサイトにも掲載され、同時に「Web投票賞」のための一般Web投票が始まる。※Web投票賞は受賞式当日に参加者による「投票タイム」も設けられる

④受賞式当日、各賞の結果が発表される。※Web投票賞以外の賞は実行委員会によって選定される。

簡単ですが、受賞式までの流れはこんな感じです。

ランキングにノミネートされた企業には、招待状が送られますが、基本的に受賞式に出席する企業はいないそうです。

なので、勝手に代理を立てて、勝手に表彰が行われています…笑

名誉毀損で訴えられないの?

委員会によってノミネートされた企業は、ブラック企業だと公表されたことにより、名誉毀損で訴えてこないのか?

公表されたことにより、応募が減り、営業妨害だと考える企業もありそうですよね。

しかし、企業が委員会側を訴えたところでメリットが全くないんです。

そもそも労働基準法に反していることで公表されているため、世間は「やましいことを隠していた企業」という認識をさらに強めてしまうだけなんです。大手有名企業だと尚更ですよね。

有名企業ばかり!「ブラック企業大賞2015」ランキング一覧

ではでは、2015年のブラック企業大賞に輝いたのはどこの企業なのか?

その他のランキング入りした企業一覧と合わせて紹介していきます。

ブラック企業大賞:株式会社セブンイレブン・ジャパン

2015年12月にブラック企業偏差値の高い「ブラック企業大賞」が発表されました。

大賞を受賞したのは、「株式会社セブンイレブン・ジャパン」です。

セブンイレブン・ジャパンと言えば、全国に1万6,319店舗(2015年度)を持つ、日本最大手のコンビニエンスストアを事業展開している有名企業です。

そんなセブンイレブン・ジャパンが、不名誉なブラック企業大賞に選ばれた主な要因というのが

「加盟店主に対する値下げ販売の妨害をしたこと」

です。

セブンイレブン・ジャパンは、フランチャイズ加盟店に対し、販売期限が近い商品などを値引きして売る「見切り販売」を妨害したとして、2013年8月に加盟店の店主4人が、損害賠償を請求し、東京高裁は妨害の事実を認め、セブンイレブン側に合計1140万円の支払いを命じました。

これまで本部からの不当な経営圧迫を強いられていた加盟店主らは2009年に、「コンビニ加盟店ユニオン」を結成して団体交渉をしてきたが、本部は「加盟店主は労働者ではない」と主張し団体拒否を続けていました。

しかし、2014年に岡山県労働員会は、加盟店主らの労働組合法の労働性を認めて救済命令を出すに至りました。

最近では、学生アルバイトを社畜並に働かせる「ブラックバイトなる問題が浮上してきています。

今回のセブンイレブンの問題も例外ではなく、本部が加盟店主に対して過酷な搾取を行なっているため、加盟店主は仕方がなくアルバイト側に過酷に働かせてしまうという負の連鎖が起こっています。

ブラックアルバイトに関しては、店主の横暴さ目立ちがてですが、問題を作り出しているのは大元は一番上の会社本部なんです。

「強者が弱者の利益を貪る」という負の連鎖を作り出した、セブンイレブンジャパンはブラック企業大賞の名に相応しい企業だと感じました。

WEB投票賞:株式会社引越社関東

一般投票による、WEB投票賞には「株式会社引越社関東」が選ばれました。

株式会社引越社関東は、通称「アリさんマークの引越社」として有名な、全国に営業展開をする引越専門の企業です。

そんな株式会社引越社関東が、WEB投票賞に選ばれた主な要因は

「男性従業を不当に配置転換また懲戒解雇処分にしたこと」

です。

引越社関東は、営業職であった男性従業員に対して、シュレッダー係に配置転換し、その後の2015年8月に突然、男性従業員を懲戒解雇にしました。

その懲戒解雇の理由を「罪状」などと記載し、男性従業員の顔写真をいれた書類を社内報や、全国のブループ店舗に提示しました。

男性従業員が懲戒解雇の無効を訴えて仮処分を申し立てたところ、貴社はすぐに解雇を撤回し、復職を命じました。

ところが、男性従業員が復職すると、「罪状ペーパー」 「北朝鮮人は帰れ」などと記載された書類が社内多数張り出されたりしていました。

さらには、男性従業員が所属する労働組合の抗議行動に対し、幹部らは「おい、こらぁ!」「なにしとんねん、われぇ!」「言うてみい、こらぁ!」などのヤクザ顔負けの怒号を浴びせました。

ちなみに、この場面を撮影した動画は、YouTubeで190万回以上再生されるに至り、一般的にも広く知れ渡りました。

この他にも、引越荷物に対する損害を従業員らに全て負わせたり、採用基準に人種差別、部落差別と疑われる基準があることを告発されています。

これだけパワハラの酷い会社は稀だと思います。動画を通じて一般的に広まったことにより、悪評を拭うのはちょっとやそっとの努力じゃ無理でしょうね。

ブラックバイト賞:株式会社明光ネットワークジャパン

ブラックバイト賞に選ばれたのは「株式会社明光メットワークジャパン」です。

明光ネットワークジャパンと言えば、個別指導塾最大手である「明光義塾」を運営している有名企業です。

そんな明光ネットワークジャパンが、ブラックバイト賞に選ばれた主な要因は

「講師アルバイトに対して、授業以外の業務に賃金が違法に支払われなかったこと」

です。

2015年10月、明光ネットワークジャパンは、学生講師アルバイトに対して、授業以外の業務に賃金が違法に払われない「コマ給」問題によって、労基署から賃金未払いの是正勧告をされています。

子供の教育関係を業としている企業にもかかわらず、こういった規範意識の低いことを行なっているのは許せないことですよね。

まさにブラックバイトと呼ぶに相応しいです。

特別賞:暁産業株式会社

特別賞には「暁産業株式会社」が選ばれました。

暁産業株式会社は、消防自動車、消防設備などの販売と保守点検を行なっている企業です。

そんな暁産業株式会社が、特別賞に選ばれた主な要因は

「男性社員がパワハラによって自殺していること」

です。

2010年12月、当時19歳だった男性社員が、職場のパワハラが原因で、自宅で首をつり自殺しました。

入社後、直属の上司から「辞めればいい」 「死んでしまえばいい」 「相手するだけ時間の無駄」 「もう直らないのなら、この世から消えてしまえ」などの暴言を頻繁に投げつけられ、うつ状態になりました。

また暴言の他に、上司から指導内容を念入りにメモを取るよう強いられており、この記録が証拠となり、労働基準監督署は2012年7月、自殺の原因は上司のパワハラであると認定しました。

その後、男性の遺族は貴社と上司に対し、損害倍賞を求め訴訟を行い、会社と上司に約72,00万円の支払いを命じました。

暁産業株式会社は、ブラック企業大賞のノミネート企業の中でも小規模な会社ですが、パワハラの内容の異常性、自殺に追い込んだことの悪質性が選ばれた決め手となりました。

受賞はしなかったがノミネートされた企業一覧

次に、各賞には選ばれなかったけど、ノミネートされた2つの企業の名前を載せておきます。

賞には選ばれなかったけどノミネートされた企業
株式会社フジオフードシステム
株式会社エービーシー・マート

ノミネートされている企業の中にも、誰でも知っている有名企業ばかりが並んでいますね。

もちろん、今回はノミネートはされなかったけど、ただ単に不祥事が浮き彫りになっていないというだけの、有名企業は他にもたくさんあります。

「その他の歴代受賞&ノミネート企業」について知りたい人は、下の記事にまとめてあるのでよかったら参考ください。

自分の会社が「ブラック企業」だと感じたら絶対に取るべき行動

今まで紹介してきたブラック企業は「氷山の一角」にすぎません。

悲しいことに世の中には、まだまだブラック企業ばかりです。

もしも、自分の会社が少しでもブラックだと感じたら、絶対にやっておいてほしいことがあります。

それが

「会社からいつでも逃げられる準備をしておくこと」

です。

手遅れになってからでは遅いので、準備だけは絶対にしておいたほうがいいです。

でも何をすればいいのか?

詳しくは下の記事にまとめたので参考にして下さい。

記事は以上になります。

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