社会人の方なら一度は、職場の人間関係が「上手くいかない」「しんどい」と悩んだことがあるのではないでしょうか?
上手くやろうとしても思い通りにならなかったり、逆にどんどん悪い方向に進んでしまい、
「こんなはずではなかったのに」と思ったことはないですか?
僕も前の会社では、職場の雰囲気を壊さないようにと、周りに気を配っていたつもりが、
いつのまにか自分の立場がどんどん悪くなっていったことがありました。
そのときは、職場関係を上手くやるために、どんなことに気をつければいいのか全然分かっていなかったんです。
ただ何となく、今までの経験や主観で行動してしまったため、そういった状況になってしまいました。
しかし、心理学の本や文献を読みあさっているうちに、「これは使えるかも」と思える改善方法をいくつか見つけ、実際に試してみたところ、
以前と比べて、職場での関係が断然上手くいくようになりました。
今回は、職場の人間関係を改善する方法をいくつか紹介していきます。
職場の人間関係が上手くいく4つの方法
職場の人間関係が上手くいくたの改善方法とは以下の4つです。(今回は、特に効果のあったものを紹介します)
- 味方になってくれる人を見つける
- お金の貸し借りをしない
- お世辞好きになる
- メールやSNSのやりとりを大事にする
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ちなみに、社畜サラリーマンを耐え抜くための「あらゆるノウハウ」を1つに凝縮したコンテンツをこちらで見ることができます。
味方になってくれる人を見つける
まず最初の改善方法は「味方になってくれる人を見つける」ことです。
もし、職場の人間関係がこじれそうになり、自分の立場が悪くなりかけたときに、自分のことをよく理解してくれている味方がいる場合、その人がすかさず、周りの人にフォローをしてくれます。
自分だけでは周りは納得してくれない状況でも、第三者の誰かが自分に同調してくれた
場合、周りもそれに同調しやすくなるんです。
また、「自分には味方になってくれる人がいる」という安心感から、精神的にも楽になります。
でも、どのようにして味方になってくれる人を見つければいいのか?
味方になってくれる人を見つけるための方法を紹介していきます。
味方になってくれそうな人かどうかを見極める方法
その人が自分の味方になってくれるかどうかを、どうやって見極めるかですが、
「スリーセット理論」
という方法を使います。
スリーセット理論とは、同じ人と3回、1対1で会ってみて見極める方法のことを言います。
人はだいたい3回会うとイメージが固定されしまい、それ以上だとイメージはあまり変わらないということが分かっています。
なので、同じ人とまず3回会ってみて、その人が自分のことを親身になって考えてくれそうか、判断してみてください。判断は直感でも構いません。
ちなみに、会うというのは、軽く会話をする程度ではダメです。
昼飯を一緒に食べに行ったり、営業に一緒に付いて行く程度のことで、その人のイメージが固定されます。
もし、3回会ってみて、「この人はダメだ」と思ったり、「自分はよく思われてないかもしれない」と感じたら、あきらめて次に行くことをおすすめします。
悪いイメージを覆すよりも、新しい関係を開拓する方が労力がいらなく、断然コスパがよいからです。
ちなみに、相手に親近感を持たせて距離を縮めるには、「自己開示」を上手にやるといいです。
自己開示を上手にする方法はこちらの「会社や仕事の人間関係の悩みを解消!正しく自己開示をする方法【疲れた・うんざり】」に詳しくまとめたので、よかったら合わせて見てみて下さい。
お金の貸し借りをしない
2つ目の改善方法は、「お金の貸し借りをしない」ことです。
僕は昔は、お金の貸し借りをそこまで気を付けていなかったのですが、良い人間関係を築こうとしたら、お金の貸し借りはよほどのことがない限りやめた方がいいです。
基本的に人間は、お金の貸し借りが嫌いな生き物で、お金の貸し借りをすると友人バランスが崩れてしまいます。
もしお金の貸し借りをしてしまった場合、どちらかが優位な状況になるからです。
もしも、「お金を貸して」と言ってくる人がいるならば、その人はその時点で、「友人としてアウト」と思ったほうがいいです。
元芸能人の島田紳助さんも、著書の中で「どんなに貧しくなっても親友はお金を貸してとは言ってこなかった」と言っています。
自分にとって大事な人と言うのは、お金を貸してとは言ってはきません。
あと、たまに意味もなく奢りたがる人がいますが、それもやめた方がいいです。
ただし、意味を付けて奢るのはありです。
例えば、「この間資料を作ってくれたから」とか「結婚のお祝いだから」など、理由がある場合の奢り奢られの関係はありです。
一番いいのは、お互い割り勘にすることです。
日本とは違い、海外では割り勘にするのが当たり前だそうです。奢られるほうも心理的に負担になる場合もあり、立場が悪くなっていると感じるので、特に理由がなければ、割り勘にするのが一番いいです。
お世辞好きになる
3つ目の改善方法は「お世辞好きになる」ことです。
お世辞ばかり言うのは、「周りに良い印象を持たれないんじゃないの?」と思われるかも
しれませんが、要所要所でお世辞を言うことは、とても大事なことなんです。
人間は思っている以上にお世辞が好きな生き物です。
また、お世辞が上手く言えたほうが、会社での人間関係が本当に楽ですし、出世する人はお世辞を言うのが上手いです。
ただし無理に、お世辞を好きなる必要はないです。「人間関係を良くするための技術だからマスターする!」という気持ちで身につければ少しはモチベーションが上がるかと思います。
ちなみに、「ダメな上司」ほどお世辞を言った方がいいです。ダメな人ほど自分を直そうとしないので、素直に言っても無駄だからです。
逆に、ちゃんと聞いてくれる良い上司には、お世辞を言うのは控えて、正直に思ったことを
言った方がいいです。
お世辞を言うコツとしては、以下の4つがポイントです。
- 謙遜を否定する
- 過剰に褒める
- 潜在能力を褒める
- 一対一で褒める
過剰に褒めるときは、少しオーバーに言うくらいのほうが好感が持てます。
また、「君にはこういう力が将来的にあるんじゃないか」といったように、潜在能力を褒めてやると人は嬉しく感じるものです。
お世辞に関する書籍で、「正しい太鼓のもち方」という本が個人的にすごく面白くて、おすすめです。
内容は少しオーバーな言い方が多くて、そのまま使うのには難しいのもありますが、とにかく読んでいてめちゃくちゃ面白かったです。日常のユーモアな会話に使えます。
例えば、覚えている内容では、「そもそも先輩、積んでるエンジンが違うからなぁ」とか
「先輩相手だと白旗何本あっても足りないっすよ」など、少しオーバーですが、面白い言い回しがたくさんありました。
同系列の書籍の「正しいブスの褒め方」も面白かったです。
もし興味があったら読んでみて下さい。
メールやSNSのやりとりを大事にする
最後に紹介する改善方法は「メールやSNSのやり取りを大事にする」ことです。
「直接面と向かって話したほうが仲良くなれるんじゃないの?」と思われるかもしれません。
でもじつは、直接会話するよりも、メールやSNSを利用したほうが、本音を言えたり、聞き出したりしやすく、コミュニケーションがしやすいんです。
これは、心理学の実験でも明らかにされており、直接会って話すよりも、テキストベースで会話したほうが、親密度が高くなったという結果が出ています。
「信頼関係はテキストメッセージの量に比例している」とまで言われているぐらいなので、メールやSNSでのやりとりは大事にしたほうがいいです。
今の人間関係を抜け出したい人は!
これまで、「職場の人間関係を上手くいくための改善方法」を書いてきましたが、あくまで、関係構築をしやすくするだけであって、この方法を試しても、人間関係が必ず良くなるとは限りません。
なぜかと言うと、残念ながら、自分から積極的に動いても、それに答えてくれない人も大勢いるからです。
周りがそんな人ばかりですと、自分がいくら正しくても改善しません。
そんな場合は、いち早く、その環境から脱出することを考えたほうがいいです。
思いきって今の仕事環境を変えることのほうが、大事です。我慢する必要は全くありません。
でも、いきなり職場環境を変えるというのはなかなか難しい人も多いと思います。
そんな場合に、すごくおすすめの方法があります。
以下の記事に詳しく書いたので、もしよかったら参考にして下さい。
記事は以上です。
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