いきなりですが、社会人の方で、自分の好きなことだけをやっているという人は、はたして世界中でどのくらいいるのでしょうか?
中には好きなことをやっているという人もいると思いますが、全部が全部、楽しいという
わけではないと思います。
楽しい仕事もあれば、つまらない、退屈に感じる仕事もたくさんあるかと思います。
今回はそんな、つまらない、退屈に感じる仕事を楽しくする方法について書いていきます。
最近では、退屈な仕事に対してモチベーションを上げて、満足感のあるものにする、
「ジョブクラフティング」という手法が注目されてきています。
この記事で紹介する方法も、このジョブクラフティングの考え方をもとにしたもので、数多くあるジョブクラフティングの中でも、実際に心理学の実験で、効果が高かったものを紹介します。
それでは、詳しく見ていきましょう。
効果的な手法「チャレンジシーキング」

実験でさまざまなジョブクラフティングを試してもらったと言いましたが、さまざまな方法の中で一番効果的であったのが、「チャレンジシーキング」という方法です。
チャレンジシーキンング、直訳すると「’’挑戦を探す’’」つまり、今までにやったことのないことにチャレンジをしよう、ということです。
例えば、「自分の仕事に結びつけるようなボランティアに参加したり」「今までやったことのないことを仕事に取り入れたり」、考えればたくさん出てくるかと思います。
ではどうして、チャレンシーキングがいいのかと言うと、
- つまらないと感じるのはルーティンワークばかりしていて新しいことにチャレンジしていないから
です。
人間は新しいことをしたい生き物で、「自分が成長している」、「前に進んでいる」と感じることに大きな喜びを感じます。
「貧乏暇なし」という言葉がありますけど、貧乏だから暇がないと言うわけではなく、ルーティン作業ばかりしていて、新しいことにチャレンジしないから貧乏から抜け出せない、と僕は思っています。
なので、日頃の生活でルーティン作業ばかりしている人は、少しづつでもいいので、いつもと違うことにチャレンジしてみてください。モチベーションをあげるための起爆剤となるはずです。
意外と効果の薄い手法「デマンドリデューシング」

次に紹介するのは、「デマンドリデューシング」という手法です。
デマンドリデューシング、こちらも直訳すると「要望を減らす」という意味。つまり、仕事量を減らして効率化するということです。
こちらの手法、一見効果的かと思われますが、実はこれ単体では、あまりモチベーションは
上がらなかったという結果が出ています。
効率化は決して悪いことではないですが、効率化をするとモチベーション低下に繋がる
以下の問題が出てきます。
- やることがなくなって退屈になる
- 仕事量を減らすという仕事に毎日が追われる
効率化をすると時間が増えていいかと思われますが、逆にやることなくなって退屈になり、
モチベーションが上がらなくなる可能性があります。
また、効率化を図ろうとするとどうしても、手間を省く作業に時間をかけてしまいます。
例えば、「TODOリストを作る」、「タスク管理アプリを使用する」など。
これらは、決して悪いわけはないですが、下手をするとこれらをするのに追われて、1日が終わったりしかねません。手間を省くのは良いことですが、手間を省くのに時間をかけすぎるのが問題です。
しかし、効率化自体は悪いことではありません。むしろモチベーションを上げるための手法として重要なことです。
次に詳しく書きますが、実は、この「効率化」と先ほど紹介した「チャレンジシーキング」を掛け合わせると、絶大な効果を発揮することが分かっています。
これらの二つの手法を掛け合わせるのが一番効果的

効率化をすると「やることがなくなり退屈になりモチベーションが低下する可能性がある」
と先ほど言いましたが、実は、この効率化をすることで生まれた時間で「チャレンジシーキング」をすることで、モチベーションが一番上がるということが分かりました。
つまり、上の二つの手法を掛け合わせるのが最も効果的ということです。
最も効果的な手法=「効率化」+「チャレンジシーキング」
ここでいう効率化というのは、「やらなくていいことを省くこと又は、効率よくやること」を指します。
やらなくてもいいことを省いて、空いた時間で新しいことにチャレンジすることで、モチベーションが倍増します。
例えば、時間が空いたからと言って、ダラダラとYouTubeを見てしまうと意味がありません。せっかくできた貴重な時間を新しいことにチャレンジすることに費やしてみて下さい。
今までのなんとなく過ごしてきたつまらない時間が激変するはずです。
ただ、いきなり新しいことにチャレンジするといっても、なかなか難しいと思うので、
チャレンジは100%でなくて大丈夫です。10%〜20%でかまいません。
例えば1時間勉強するとしたら、「10分は今までにやったことのない敬遠していた問題に取り組む」とか、「読んだことのない本を読んでみる」とかでも全然いいです。
とにかく、実践してみて、モチベーションが上がるのを実感することが大切です。もし今の仕事や生活がつまらないと感じているのなら、無駄なことを省いて、時間を作る工夫をして、新しいことにチャレンジしてみて下さい。
もし「自由な時間を作るのが難しい」と感じているのなら、こちらの「時間が足りないと焦る人必見!仕事やプライベートで自由な時間を作る方法!!」を参考にしてみて下さい。
もし職場環境のせいで退屈な仕事をしないといけない場合は

これまで、効率化や新しいことにチャレンジする、ということを書いてきましたが、職場環境によっては、「無駄なことと分かっているけど上司の命令でやらないといけない」、「新しいことにチャレンジさせてもらえない」といった状況の人もいるかと思います。
もしそんな職場環境ならば、迷わず転職を視野に入れることをおすすめします。
なぜなら今は、かつてないほどの売り手市場で、転職をするのには絶好のチャンスです。かつてのバブル期をしのぐほどの転職のしやすさだからです。
転職サイトや転職エージェントに無料登録しておくだけでモチベーションが全然違います。
詳しくはこちらの「会社でのストレス・憂うつ対策!今すぐやっておいた方がいいこと!!」に書いたので、参考にしてみて下さい。
記事は以上です。
この記事が少しでも役に立った方は、他の人にも読んで貰いたいのでツイートお願いします。Tweet