仕事や勉強において、「思う様に進まない」、「集中できない」っていう時ないですか。
例えば、仕事の書類に目を通しているときや、英単語を覚えているときでもそうですが、
いつも通りにやってるはずなのに、今日はなんだか頭に入ってきにくい、記憶しにくい日が
あるはずです。
もちろん、そのときの体調もあるかと思いますが、じつは、仕事や勉強をしている時間帯が、適してない可能性があります。
体内で生成されるタンパク質の周期やホルモンバランスで、人間のサイクルは決まってくると言われており、人生や物事というのは、何でもタイミングが大事なんです。
そのタイミングを逃してしまうと、物事が上手く進まないというのはよくあることです。
ちなみに、物事がなかなか進まなくて困っていると言う人は、
こちらの「仕事や物事がなかなか進まない。原因は完璧主義と自己批判!!」も参考にしてみて下さい。
では具体的に言うと、仕事や勉強において、物事を覚えたりする「インプット」と
何かアイデアを出したりする「アウトプット」、それぞれに適した時間帯が存在するんす。
なので、インプットに適した時間帯にアウトップをしようとしても、なかなかいいアイデアが出てこなかったりします。
逆を言うと、それぞれの時間帯を上手く使い分けることができれば、効率よく仕事・勉強を進めることができます。
それでは、「インプットに適した時間帯」と「アウトプットに適した時間帯」をそれぞれ詳しく説明していきます。
情報を記憶する(インプット)のに適した時間帯とは?
まず最初に言っておきたいのが、インプットにしろ、アウトプットにしろ、
「朝型タイプ」「昼型タイプ」「夜型タイプ」によって、それぞれの適した
時間帯が変わってくるということです。
ちなみに、朝型タイプというのは、生活のサイクルのことではなく、朝型が一番集中力を
発揮できるということです。
まずは、自分がどのタイプに当てはまるのかを認識することが大切です。
と言っても、自分がどのタイプか分からない人が多いと思います。実は、どのタイプに
当てはまるのかは、実際に試してみるしかないんです。
試しに、ストップウォッチなどで、時間帯ごとに、どれくらい集中できたか計ってみるのが
手っ取り早いです。仕事関係だと分かりにくいので、例えば、「本を何ページ集中して読めた」とか「どのくらいの英単語を覚えることができた」とかでいいと思います。
では、それを踏まえた上で、それぞれタイプごとの「インプット」に適した時間帯は
以下の通りです。
- 「朝型」「昼型」の人は、朝10時〜午後2時の間
- 「夜型」の人は、夜7時〜夜10時の間
「朝型」「昼型」と「夜型」で時間の長さが違うじゃないか、と思うかもしれませんが、
この時間帯全部が適しているわけではなく、この時間帯の中に適している時間がある、
ということです。
適している時間(インプットに集中できる時間)の長さは、おおよそ2時間くらいになります。
これは、先ほども言いましたが、細かく自分に合った時間帯を見つけるには、試してみる
しかありません。
自分がどのタイプか分かったら、さらにその時間帯の中で自分が最も集中力を発揮できるのはいつなのか、見つけるようにしてみて下さい。
一般的な人は、「朝型」「昼型」に属することが多いと言われているのですが、学生の場合、インプットに適した時間帯が学校のお昼休みと被ってしまっています。
また、お昼を食べると血糖値も上がってしまい集中力が低下してしまいます。
何が言いたいかと言うと、「お昼ごはんを食べる時間と血糖値があがってぼんやりしている時間にインプットの時間帯の2/3くらいが失われている」ということです。
これは、個人的な意見なのですが、学校だからと言って、勉強を効率よくしようと思ったら、「昼休みは12時に取らないといけない」という概念にとらわれる必要はないと思っています。
また、会社員の方でしたら、仕事のキャリアアップのための勉強を、休日の朝10時〜昼2時の間に費やしてみるのもいいと思います。こういう時間を使えるかどうかで、周りと大きな差が出てくると思っています。
ちなみに、仕事や勉強が退屈だと感じている人は、こちらの「つまらない・退屈な仕事を楽しくする方法/工夫」を参考にしてみて下さい。さらに作業がはかどるかと思います。
いいアイデアを出す(アウトプット)のに適した時間帯とは?
次に、アイデアを出したりする「アウトプット」に適した時間帯について紹介していきます。
まず最初に、いいアイデアが生まれる時っていつだと思いますか?実はアイデアが生まれる時というのは、集中力が落ちた時なんです。
集中力が落ちた状態というのは、別に悪いことではなく、いいアイデアを出すのにもってこいの状態なんです。つまり、アウトプットに適した時間帯というのは、
- インプットで集中力を使った後
です。なので、インプットで情報を記憶したあとに、アウトプットをした方がいいんです。
集中力が落ちることで、いろんな物事に意識が分散する(拡散思考になる)ことにより、
想像力が高まり、柔軟な発想が生まれてくるのです。
また、時間帯にプラスアルファとして、いいアイデアが生まれやすいシチュエーションを
以下にいくつか紹介します。
- 枕に頭を置いてぼーっとしてるとき
- トイレに座っているとき
- シャワーを浴びているとき
特に一番アイデアが浮かびやすいのが、シャワーを浴びているときです。日本人の70%くらいの人がそうらしいです。
しかし、思いついたアイデアは消えるのも早いため、お風呂に入っている間に
忘れてしまいます。なので、シャワー中に思いついたアイデアを忘れたくない人は、
防水のスマホなどを持っていき、すぐにメモを取れるようにすることをオススメします。
インプット・アウトプットどちらにも適していない時間帯に何をするべき?
これまで、「インプット」と「アウトプット」に適した時間帯を紹介してきましたが、
この2つのどちらにも適していない時間帯ももちろんあります。
では、そのどちらにも適していない時間帯には、どういったことをするのがいいのでしょうか?
結論から言うと、その時間帯は、「リフレッシュ」に当てるのがベストです。
ちなみに、「朝型」「昼型」のリフレッシュに適した時間帯は、午後4時〜午後7時の間です。リフレッシュできるのであれば何でもかまいません。この時間帯に、自分のやりたかったことや趣味を楽しみましょう。
ただし、なるべくなら脳を使わない遊びがベストです。インプットで脳をたくさん使ってしまうので、リフレッシュの時間は、疲れてしまった脳を回復する時間に当てるのがよいです。
例えば、「スマホ」などは意外と脳が使われてしまうので避けた方がよく、「読書」や「散歩」などは、脳を使わないのでリフレッシュにもってこいです。
コーヒーを飲む(カフェインを摂取する)のにも適した時間帯がある
日ごろ、コーヒーを飲む人はたくさんいるかと思いますが、コーヒーを飲むのにも適した時間があるのを知っていましたか?コーヒーと言うより、カフェインを摂取するのに適した時間と言ったほうが正しいですが。
じつは、カフェインを摂取するのにベストの時間は、午前中なんです。
午前中にカフェインを摂取すると、記憶力が向上するそうです。
なので、インプットの作業をする前の午前中にコーヒーを飲むようにすれば、
いつもよりインプットの作業が捗ります。
これは、心理学の実験でも立証されていることなので、ある程度、信憑性が
高いかと思います。
記事は以上です。
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