仕事で失敗するたびに
「自分は何てダメな奴なんだ」
こんなふうに、自分を責めてばかりの人はいませんか?
この「自分を責める」というのは、メンタル的にとても悪い行為です。
ただ、それが分かっていて
「自分を責めるのをやめたい!」
そう思っていても、正しい方法が分かっていないと、なかなか自分を責める癖をやめるのは難しいんですよね。
例えば
「自分は絶対にやれる!」
など、無理やり、根拠もなく、ポジティブになるのも逆効果なんです。
ではどうすればいいのか?
「自分を責めるのをやめる」時に、とても効果的なのが
「セルフコンパッション」
という方法です。
今回は、「自分を責めるのをやめたい」と思っている人のために
「セルフコンパッションを鍛える方法」を紹介していきたいと思います。
当記事の内容
セルフコンパッションとは?
効果的なセルフコンパッションを鍛える5つの方法
ちなみに、自分を責める癖がある人はメンタルをやられてしまう可能性が高いです。
メンタルの効率的な鍛え方に関しては、こちらの「【性格を変える】弱いメンタルを強くする、鍛える10個の方法!!」にて詳しく紹介しています。
セルフコンパッションとは?
自分を責めるのをやめたい時に、効果的なのが「セルフコンパッション」と言いましたが
そもそもセルフコンパションとは何なのか?
そのまま直訳すると、セルフ=(自分への)コンパッション=(思いやり)
つまり、セルフコンパッションとは
「あるがままの自分を受け入れる」
ことです。
「あるがままの自分を受け入れる」とは、仕事で失敗した時などに
「自分を責める」のではなく
「根拠もなくポジティブになる」のでもなく
その両極端の、ちょうど真ん中くらい
「失敗した自分を受け入れる」ことなんです。
つまり、失敗した事実を受け止めつつも
「自分を責めずに、失敗した原因を明かし、次に活かす」
こういった考え方なんです。
効果的なセルフコンパッションを鍛える5つの方法
それでは、失敗した自分を受けいれるために
「セルフコンパッション」を鍛えるのに効果的な方法を5つ紹介していきます。
方法①:失敗からしか学べないものがあることを認識する
1つ目の方法は「失敗からしか学べないものがあることを認識する」ことです。
ずっと成功し続ける方がいいような気がしますが、じつはそうではないんです。
「成功している」というのは
どうして成功しているのか?その理由が分かっていないことがほとんどなんです。
それよりも
「失敗してしまった」
その原因の方が、はるかに特定するのが簡単なんです。
しかも、失敗することによって、その理由を明らかにするほうがずっと大切なんです。
成功し続けていても、いつかは失敗するときが絶対に来ます。
なので、いままで失敗を体験してこないよりも、失敗を何度か体験してきた方が、それに対策を学んできているので
成功し続けているよりも、失敗を一度でも体験したほうが、メンタル的にも、はるかに強いんです。
なので、「失敗は学び」だと言う認識を常に持つようにしましょう。
方法②:自分と他人を比べず、過去の自分と比べる
2つ目の方法は「自分と他人を比べず、過去の自分と比べる」ことです。
どうして、自分と他人を比べてはいけないのか?
答えは単純で
「自分と他人を比べても全く意味がないから」
です。
そもそも「自分」と「他人」というのは全く別の人間なんです。
なので、比べても意味が全くありません。
ラーメンとアイスを比べますか?
と言うくらい、別のもので全く意味がないです。
「仕事」と「自分」どっちが大切なの?というフレーズを良く聞きますがが、それも同じで、比べる対象が全く別ものなんです。
しかも、他人と言うのは、ほとんどが良く見えてしまうんです。
それは、自分のことを客観的にみることが難しいのが原因なんですけど・・・
なので、絶対に他人と比べるのはやめるようにしましょう。
それよりも、
「過去の自分と比べる」
ことのほうが重要です。
過去の自分と比べることによって、自分の成長を実感しやすくなります。
結果、たとえ途中で失敗をしようとも
「自分を受けいれる」という行為が自然とできるようになります。
なので、他人と比べるのは絶対にやめ、過去の自分と比べる習慣をつけるようにしましょう。
方法③:成功する方法は無限にあると考える
3つ目の方法は「成功する方法は無限にあると考える」ことです。
何事に対しても当てはまるのですが
成功する方法というのは一つでは絶対にないです。
・「年収は〇〇〇万円以上じゃないとダメ」
・「結婚は30代になる前じゃなとダメ」
・「大企業に就職しないとダメ」
こういった
「こうでないとダメ」
と言った、限定的な考え方は、いますぐ止めたほうがいいです。
もしも、方法を一つしか考えておらず、それがダメになった場合、挫折することが多いからです。
僕の場合なんですが、何かをやる時には
「3つ以上の方法を考える」
ようにしています。
だいたい、1つ目の方法では上手くいくことがないですし、3つ以上考えておけば、失敗している間に、次の方法も考えられるからです。
なので絶対に
「成功する方法は一つしかない」
と言った考え方はやめて
「成功する方法は無限にあるんだ」
こういった考え方にシフトするようにしてみて下さい。
方法④:自分の「弱点」を「個性」と捉えるようにする
4つ目の方法は「自分の弱点を個性と捉えるようにする」ことです。
自分の「弱点」ってなかなか晒すことができないですよね・・・
そんなときは
「弱点は自分の個性なんだ」
こう考えるようにして下さい。
人は誰しも、弱点を持っているもので
「弱点を補おうと特別な能力を発揮しようする」場合もありますし
「環境が変われば弱点ではなく、強みになる」場合だってあるんです。
なので、弱点という言葉を使うのではなく、「個性」という捉え方をしましょう。
そうすることによって、「弱い」と認識しなくなり、自分を責めることも自然と少なくなっていきます。
方法⑤:自分の悩みは、過去に他人が悩み、解決してきたと捉える
5つ目の方法は「自分の悩みは、過去に他人が悩み、解決してきたと捉える」ことです。
自分だけで、悩みを抱え込んでしまう人もいると思うんですが
そうすると、「自分を責めてしまう」悪循環におち入りやすくなってしまいます。
そう言う時は
・「自分の悩みは、他の人も同じように悩んでいる」
・「自分の同じ悩みを乗り越えてきた人もいる」
こういった捉え方をするようにしてみて下さい。
そうすると、自分だけで悩んでいる感じが少なくなり、気分がずっと軽くなります。
これは、僕のおすすめの方法なんですが
何かに悩んだ時は、同じ悩みの体験談がないか、インターネットで検索してみて下さい。
意外と、同じことに悩んでいる人が多く、どうやって解決したかを書いている人がいたりします。
以上の5つが、失敗した自分を受けいれるための、「セルフコンパッション」を鍛える方法になります。
いきなり、すべてを実践するのは難しいと思うので、自分がやりやすそうな方法から試してみて下さい。
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