「公務員から民間企業に転職したいんだけど難しいのかな?」
「公務員から民間企業へ転職するのってどんなメリット・デメリットがあるんだろ?」
公務員から民間企業に転職を考えている人は、こんな風なことを思ったことはないですか?
僕は、新卒後は公務員として働いていたのですが
公務員から転職することを決意すると、周りからは
「せっかく収入も安定してるのにもったいない」
「わざわざ転職するなんて、どうしてリスク高いことするの?」
こういったことを、何度も言われました。
確かに、公務員はそう簡単には解雇はされないので、そういった点では安定しているかもしれませんが
・「激務で帰りが夜10時過ぎることなんてしょっちゅう」
・「最初のうちは給料が少ない」
・「仕事に全然やりがいが感じらない」
こういった、デメリットもたくさんあります。
僕の場合は仕事に「激務過ぎる」「全然やりがいが感じられない」、この2つが理由で転職を決意しました。
ただ、公務員から民間企業に転職するのは、難しいと感じることもあります。
なので今回は、公務員から民間企業に転職を考えてる人のために
以下の内容について書いていきます。
当記事の内容はこちら
公務員から民間企業への転職が難しいと感じる理由
民間企業への転職が成功する人・失敗する人の違いとは?
公務員から民間企業へ転職するメリットとデメリット
公務員から民間企業への転職が難しいと感じる理由
まず最初に「どうして公務員から民間企業への転職が難しいと感じるのか?」
その理由を話していきます。
結論から言うと、難しいと感じる大きな原因は、以下の2つです。
「これといった専門スキルが身についていないから」
「企業からチャレンジ精神があるのか疑われやすいから」
では、それぞれ詳しく説明していきますね。
これといった専門スキルが身についていない
1つ目の原因は「これといった専門スキルが身についていない」からです。
これが全ての人に当てはまるというわけではありませんが
自分が勤めていた場所では、3年くらい経つと別の部署に異動させられるのが普通で、3年ごとに部署をローテンションしていました。
これを聞くと、「いろんな仕事経験できていいじゃん」と言ってくる人もいますが
はっきり言って、3年ぽっちでは、知識や経験も中途半端で専門スキルとして全然身についた感じがしません。
公務員の中でも、分野がはっきりしている省庁を除いては、こういった感じに部署をローテーションするところが意外と多いんです。
そのため、「これだけは他の人には負けない」という専門スキルが、全然身につきません。
それに対して、民間企業が中途採用に求めているのは
「即戦力になる人」
です。
転職して即戦力になるには、関連した専門スキルが必要になってくる場合が多いです。
なので、これといった専門スキルを身につけ辛い公務員は不利になるケースがあり、転職が難しいと感じてしまうんです。
企業からチャレンジ精神があるのか疑われやすい
2つ目の原因は「企業からチャレンジ精神があるのか疑われやすい」からです。
民間企業からみると、公務員というのは
「仕事に対してスピード感がないんじゃないか」
「チャレンジ精神が低く向上心もないんじゃないか」
「利益追及の環境になじめないんじゃないか」
こういった、マイナスな印象を持たれやすかったりするんです。
公務員はお役所仕事だから
・「決まった作業ばかりこなしていて、臨機応変に対応できない」
・「自ら考えて仕事をすることが少ない」
こういった印象になってしまい、仕事に対して危機感やスピード感もなく、向上心やチャレンジ精神も低いと思われがちなんです。
また、公務員で仕事をしていると、利益や費用対効果などについて考えることは少なく
利益追及が当然の民間企業に転職すると、その環境に馴染めなくて、すぐに辞めてしまうんじゃないのかと疑われやすかったりもします。
なので、面接や履歴書などで、自分をいかにアピールできるかがとても重要になってきます。
民間企業への転職が成功する人・失敗する人の違いとは?
これらの理由を聞くと、公務員から転職するのは難しいと思われるかもしれませんが
もちらん、ちゃんと転職を成功させている人もいっぱいいます。
では、転職が「成功する人」と「失敗する人」の違いはどこにあるのでしょうか?
ずばり言ってしまうと
成功する人というのは、以下の5つ特徴を持っていることが多いです。
【成功する人の特徴】
チャレンジ精神があることをアピールできる人
専門的なスキルを持っている人
公務員の不満を言わない人
国家公務員などの試験難度の高い職に就いていた人
利益重視の実力社会に適応できる人
逆に「失敗する人」というのは、これらの特徴のうち、どれかが欠如している人の可能性が高いです。
では、成功する人の特徴を詳しく見ていきましょう。
チャレンジ精神があることをアピールできる人
1つ目の特徴が「チャレンジ精神があることをアピールできる人」です。
先述の、公務員の転職が難しい原因でも言いましたが
やはり、企業側から見ると、公務員は「チャレンジ精神や向上心が欠けているのでは?」というバイアスがかかっていることが多いです。
これを払拭するために、いかに面接で自己アピールをできるかがカギになってきます。
なので、面接で「自分は向上心が高く、会社に貢献したいという思いが強い」ということを面接官に上手くアピールできる人が有利です。
専門的なスキルを持っている人
2つ目の特徴が「専門的なスキルを持っている人」です。
企業が、中途採用者に一番求めているのが「即戦力になる人」なのですが
公務員だと、民間企業と比べてどうしても専門的なスキルが身につき辛いというのがあります。
ただ、公務員の中でも、専門的な資格を有している人がいます。
それが以下のような人達です。
「専門スキルを有してる公務員と転職先」
塾講師・予備校講師 教師→
税理士 税務署職員→
医師・看護師 医療機関職員→
民間研究職 研究員→
司法書士・行政書士 法務局職員→
不動産鑑定士 国有財産管理官→
公務員でも、これらの職業の人達は、潰しの効くスキルを持っているので、民間企業でも転職が非常にしやすいです。
それに対して、事務系の公務員の場合、これといったスキルがないことに加えて
民間企業の事務職とは仕事内容が異なることが多いので、公務員での経験をあまり活かすことができません。
なので、転職に有利になるように、その他の資格を所持しておくことが成功のカギと言えます。
公務員の不満を言わない人
3つ目の特徴が「公務員の不満を言わない人」です。
たまに、面接のときに
「公務員では自己成長することができない」
「激務の割に給料が安すぎる」
こういった不満をもらす人がいますが、これは絶対にNGです。
・「自分に原因はなかったのか?ちゃんと自己分析できているのだろうか?」
・「逃げで転職しようとしているのか?」
などと言った、マイナスなイメージを持たれる恐れがあります。
なので、本気で公務員から民間企業に転職を考えているのなら、絶対にマイナス思考はNGです。
国家公務員などの試験難度の高い職に就いていた人
4つ目は「国家公務員などの試験難度の高い職に就いていた人」です。
国家公務員の総合職などの、入るのに難度の高い職に関しては、それだけで
・「この人は優秀な人だ」
・「難度の高い試験を突破するために努力ができる人だ」
こういった感じに、潜在能力が高い人or努力ができる人という印象を与えることができるので
国家公務員というだけで、転職が有利に働く場合があります。
利益重視の実力社会に適応できる人
5つ目が「利益重視の実力社会に適応できる人」です。
これに関しては「メンタルが強い人」という捉え方をすることもできます。
民間企業は公務員と違って、どうしても利益重視で行動することがほとんどなので、必然と利益を上げること対する重圧が掛かってきます。
(公務員の全てが重圧のかからない仕事というわけではないですが・・・)
なので、どうしても重圧のストレスに耐えうるメンタルが必要になってくるんです。
以上の5つが、「転職に成功しやすい人の特徴」になります。
自分と照らし合わせてみて、自分には何が合って、何が欠けているのか冷静に見つめ直してみて下さい。
公務員から民間企業へ転職するメリット・デメリット
では、最後に「公務員から民間企業へ転職するメリットとデメリット」について話します。
もちろん、公務員と民間企業にはそれぞれ、メリットとデメリットがあります。
それらが、自分にとってどれくらい影響するのか?という観点で見てもらえるといいかと思います。
結論から言うと、「メリットとデメリット」は以下のような感じです。
【メリット】
自己成長ができる
給与がグンとアップする可能性がある
副業が可能になる
【デメリット】
長期的な安定感を失う
ローンで借りられる額が減る
解雇される可能性がある
では、メリット・デメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①自己成長ができる
1つ目のメリットが「自己成長ができる」ことです。
先述で散々言いましたが、民間企業では利益追及のため試行錯誤する必要があるので
「仕事のスキル」や「精神面」を公務員よりも鍛えることができます。
自分をもっと磨きたいと思っている人にとっては、公務員から転職することはメリットがあると言えます。
メリット②給与がグンとアップする可能性がある
2つ目のメリットが「給与がグンとアップ可能性がある」ことです。
公務員の場合、年功序列だったり、給与上昇の幅が一定であるため、いきなり給料が跳ね上がるということはありません。
それに対して、民間企業には実力主義のところが多く、優秀だったり、結果を出してる人に関しては、出世が早く、収入も一気に上がる可能性があります。
「自分の能力に見合った給料を貰いたい」と言う人は、公務員から転職するに適していると思われます。
メリット③副業が可能になる
3つ目のメリットが「副業が可能になる」ことです。
みなさんご存知かと思いますが、基本的に公務員の副業は禁止されています。(ただし、一部禁止されていない副業もあります)
なので、民間企業に転職することにより、メインの収入以外にも副業で収入を増やすという選択肢を取ることができるんです。
現在は副業ブームで、中にはメインよりも稼いでいる人もいます。
「副業で収入を上げたい」と思っている人は、民間企業への転職は大きなメリットになります。
デメリット①長期的な安定感を失う
続いてデメリットについて話していきます。
1つ目のデメリットは「長期的な安定感を失うこと」です。
公務員の大きな強みは何と言っても
「長期的にみて収入が安定している」
ことです。
なので、「安定感を失うのが嫌だ」と言う人は公務員から転職するのはおすすめしません。
デメリット②ローンで借りられる額が減る
2つ目のデメリットが「ローンで借りられる額が減る」ことです。
公務員の場合、民間企業と比べると、銀行などから受けれらる融資の額が多いことは知っていましたか?
公務員の給料は安定しているので、貸す側としても安心してお金を貸すことができるためです。
企業によりますが、公務員のときよりローンで借りられる額が減ると考えていた方がいいです。
もしも、「家を建てる」ため大きな額のローンを組みたい場合は、公務員からの転職を一度見直した方がいいかもしれません。
それか、「お金を借りてから公務員をやめてはいけない」というルールはないので
公務員のうちにローンを組んでしまうという手もあります。
デメリット③解雇される可能性がある
3つ目のデメリットは「解雇される可能性がある」ことです。
公務員はよっぽどのことがない限り、解雇されることはないですが
民間企業の場合、「業績の悪化」などにより、急に解雇される可能性があります。
大企業だから大丈夫という考え方は、通用しない時代になってきているので、解雇される可能性を排除したい人にとってはデメリットと言えます。
もし公務員からの転職を少しでも考えているのなら
もし、公務員からの転職を少しでも考えているのなら
転職サイトよりも「転職エージェント」を断然おすすめします。
大きな理由は以下の3つです
「公務員からの採用実績が高い優良企業を紹介してもらえる」
「職務経歴書・履歴書の書き方、面接のアドバイスなど手取り足取り教えてくれる」
「現職を続けながら転職活動ができる」
これらは、転職サイトでは無理なことなので、公務員から民間企業に転職を考えているのなら、「転職エージェント」一択だと思います。
ちなみに
・「転職するかどうか分からない」
という人にとっても、転職エージェントは最適です。
下の画像は大手転職エージェントの「リクルートエージェント」内の疑問コーナーの1文なのですが
赤枠に書かれている通り
「転職しようか悩んでいる」というスタンスで全然大丈夫なんです。
転職エージェントは、転職の意思が固まっていなくても、「転職しようか悩んでる」という人に向けてプロのアドバイザーがキャリアカウンセリングをしてくれます。
自分の職歴や職場で置かれている状況などを相談することで、自分が今転職すべきなのか、適切なアドバイスをしてくれます。(もちろん無料です)
ちなみに、おすすめの転職エージェントは
文句なしに、「【リクルートエージェント】 」です。
取り扱っている「求人数」「求人の質」や「アドバイザーの質」などなど、他の転職エージェントと比較すると、群を抜いているからです。
なので、初めて転職エージェントを利用するなら「【リクルートエージェント】 」をおすすめします。
リクルートエージェントの「登録手順」と「その後の流れ」をまとめたので、参考にしてみて下さい。
記事は以上になります。
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