長時間労働、低賃金労働、パワハラ、セクハラなど、ブラック企業で社畜のように、毎日働いているとストレスが溜まってしまい、心身共にぼろぼろになってしまいます。
「ブラック企業から抜け出したいけど、どうすればいいか分からない」
「ホワイト企業に転職したい」
こう思っている人も少なくないと思います。自分も過去いくつものブラック企業を渡り歩いてきたので、本当に痛いほど気持ちは良く分かります。
そこで今回は、「ブラック企業からホワイト企業に転職する方法」を紹介していきます。
実際に、ブラック企業からホワイト企業に転職した経験をもとにした情報なので、信憑性は高いものになっています。
ブラック企業から抜け出したいと思っている人は是非参考にしてみて下さい。
ブラック企業に居続けるとどうなってしまう?
まず最初に「ブラック企業でそのまま働き続けてしまうと、どうなってしまうのか?」について話しておきます。
長時間労働やハラスメントなど、ブラック企業の特徴はいろいろありますが、ブラック企業で働き続けると、以下のような状態になってしまう可能性が非常に高いです。
体の健康を損なう
うつ病になってしまう
金銭面で損をしてしまう
「すみません」が口癖になってしまう
新しいことにチャレンジしなくなる
ハードな労働は美徳だと感じてしまう
このような状態に陥ってしまうと、とても危険です。ブラック企業に洗脳されてしまい、ものごとを客観的にみることができなくなり、正常な判断が不可能になってしまいます。
心身ともにぼろぼろになる前に、ブラック企業から転職することを視野に入れましょう。
ブラック企業とホワイト企業の違い
では、具体的にブラック企業からホワイト企業への転職するにはどうすればいいのか?
まずは、「ブラック企業とホワイト企業の違い」が何なのかを知っておく必要があります。
これを把握しておかなければ、転職したところで、またブラック企業に入社してしまう可能性があるからです。
結論から言うと、ブラック企業とホワイト企業それぞれの違いは以下の5つです。
労働時間が適切かどうか
離職率が高いかどうか
人材育成制度がしっかりしているかどうか
有給休暇や育児休暇がしっかりしているかどうか
困り事があったら助けてくれる職場かどうか
転職活動の時点で、これら全てに当てはまるかどうかを確認するのはなかなか難しいと思います。実際に入社してみないことには見えてこないこともありますので…。
しかし、これらの違いを把握しておくのとしておかないのとでは、ホワイト企業に転職できる可能性が全然変わってきます。必ず念頭に置いて転職活動をするようにして下さい。
転職する際のブラック企業とホワイト企業の見分けるコツ
では実際、転職活動の時点で、ブラック企業とホワイト企業をどうやって見分ければいいのか?
転職活動を始めてから、企業の面接を受けるまでの間で、「ブラック企業とホワイト企業それぞれの見分けるコツ」を紹介していきます。
ブラック企業を見分けるコツ
まずは「ブラック企業を見分けるコツ」から紹介します。
ブラック企業を見分けるためのポイントは、以下の8つです。
求人情報で頻繁に見かける
求人内容の表現が誇大である
募集人数がやたらと多い
若い人材の登用をアピールしている
面接時に具体的な話をしたがらない
面接官の人数がやたらと多い
面接後にすぐ内定が出る
社員の入れ替わりが激しい
では、それぞれ詳しく説明していきます。
求人情報で頻繁に見かける
求人情報で頻繁に見かけるということは、人の入れ替わりが激しく、求人募集をよくしており、ブラック企業である可能性が高いです。
しかし、「急成長中で人手が欲しい」「新規事業の立ち上げのため人でが必要」などの理由で求人募集を頻繁にしている企業もあります。そういった時は、企業のIR情報を見てみて下さい。
IR情報では売り上げや利益、来季の事業展開などが記載されているので判断材料になるはずです。ちなみにIR情報は「IR情報+調べたい企業名」で検索すれば大抵出てきます。
求人内容の表現が誇大である
求人情報の中に、綺麗な言葉を並べた上部だけのような表現をしている募集に関しては、ブラック企業を疑ったほうがいいです。
例えば、「感動」「夢」「成長」「アットホーム」「やりがい」などの単語や、「未経験でも大丈夫です」などの文章を多用している企業は信用できません。
また、掲載写真に「美人の女性」や「社員がピースやガッツポーズをしている」こういった見栄えのいいものを使っている募集は要注意です。
募集人数がやたらと多い
募集人数がやたらと多いのも要注意です。
ブラック企業は、「求人数が多いと採用されやすいかも」といったような、転職者の安心を求めてしまう心理に漬け込んで、わざと募集人数を増やしている可能性があります。
若い人材の登用をアピールしている
転職者にとって、新人の昇格が早いことや若手を積極的に採用しているという企業はどうしても魅力的に写ってしまいます。
しかし、ブラック企業はそのことを逆手にとってワザと若い人材の登用をアピールしていることが多かったりします。
若い人材は最初のうちに使えるだけ使って、仕事ができなくなれば、後は知らんぷりといったケースがあるので要注意です。
面接の時に具体的な話をしたがらない
もし、面接の時に仕事内容に関して、抽象的な表現や理想的なことばかりで、具体的な話をしたがらない場合、その企業は疑ってかかったほうがいいです。
本当の優良な企業でしたら、自分の企業のことをよく知ってもらいたいはずなので、積極的に具体的な仕事内容に関する話をしてくれるはずです。
面接官の人数がやたら多い
企業の面接というのは、本来であれば。1対1または多くても、3体1であることが普通です。
ですが、ブラック企業の場合、人材を見極める判断は小人数では難しいから「人数をできるだけ増やそう」こういった理由で、面接官の人数がやたらと多いことがあります。
自分も過去の面談で、10対1というありえない人数での面接を体験したことがありますが、この企業はやばいと察知して、内定を出されましたが丁重にお断りしました。
面接後にすぐ内定が出る
面接が終わったその日にすぐ内定を出す企業に関しても要注意です。
ブラック企業は、転職者にとって喉から手が出るほど欲しい内定を餌にすることが多かったりしますが、そこはぐっと堪えて冷静に考えるようにしましょう。
じつは、そこにはいち早く人材を確保したいといった、ブラック企業の思惑が隠されていたりするんです。
社員の入れ替わりが激しい
「社員の入れ替わりが激しい=ブラック企業」というのは容易に想像できることかと思います。
でも、どうやって社員の入れ替わりの情報を知ることができるのか?
それは「就職四季報」という情報誌で知ることが可能です。
ただし、就職四季報は本屋などでお金を出して買う必要があります。
以下に、情報を載せておきます。
『就職四季報』総合版:定価2,000円(税別)
『就職四季報』優良・中堅企業版:定価2,000円(税別)
『就職四季報』女子版:定価2,000円(税別)
この値段が高いか安いかは、人によってそれぞれだとおもいますが、個人的には、この値段でブラック企業を回避できると思えば、僕は安いのではないかと感じます。
もしも、あまりお金と掛けたくないという人は、図書館でも最新版を閲覧することが可能です。
ホワイト企業を見分けるコツ
では次に、「ホワイト企業を見分けるコツ」を紹介していきます。
ホワイト企業を見分けるためのポイントは、以下の5つです。
業績が伸びているかどうか
「BtoB」or「BtoC」どちらの企業か
離職率が低い
平均年収が高い
福利厚生がしっかりしている
では、それぞれを詳しく説明していきます。
業績が伸びているかどうか
業績が伸びている企業というのは、経営面から見ても安定しており、余裕があります。そういった企業はホワイト企業である可能性が高いです。
では、どうやって企業の業績情報を確認すればいいのか?
主に確認できる方法は以下の5つです。
企業ホームページの業績情報
有価証券報告書
就職四季報(情報誌)
帝国データバンク
東京商工リサーチ
これらから、企業の「売上」や「利益」が確認できます。売上と利益、この両方が高いというのは、業績が伸びている企業ということになります。
「BtoB」or「BtoC」どちらの企業か
「BtoB」or「BtoC」どちらの企業であるかというのも重要なポイントだったりします。
「BtoB」とは、「Business to Customer」の略で、個人向けに商品を提供している企業のことです。
「BtoC」とは、「Business to Business」の略で、企業向けに商品を提供している企業のことです。
「BtoC」の企業の場合、例え業績が良くても、多くの人が知っている有名企業である可能性が高いため、人気も高く、採用倍率も高い傾向にあります。
それに対して、「BtoB」の企業というのは、企業分析をしている人が「BtoC」に比べて少ないので、倍率も低く、狙い目だったりします。
しかも、お客が企業なので、意外と儲かっている企業が多いため、業績が伸びを確認することで、ホワイト企業が見つかる可能性がぐっと増します。
離職率が低い
離職率が低ければ、その企業は居心地が良くホワイト企業である可能性は高いです。
離職率に関しては、「就職四季報」で確認することができます。就職四季報に関しては、本屋で買うことができます。
平均年収が高い
平均年収が高いというのは、従業員の多くが高収入であるということです。
企業が得た利益を、それだけ多く従業員に還元しているということになるため、単純にホワイト企業である可能性が高いです。
平均年収の情報に関しては、「有価証券報告書」で確認しましょう。
有価証券報告書は、企業ホームページ上に公開されていることが多いです。
もし、見方がよく分からないという人は、「Yahoo!ファイナンス」というサイトで簡単に調べることが可能です。社名を検索するだけで、平均年収をチェックすることができます。
福利厚生がしっかりしている
福利厚生の内容もホワイト企業を見分ける上で重要なポイントになってきます。
福利厚生が充実している企業というのは、少しでも従業員の生活が楽になるように考慮してくれている可能性が高いためです。
多少給料が低くても、福利厚生がしっかりしている企業のほうが、従業員にとっては働きやすい環境であることも少なくありません。
主な福利厚生の例としては
「通勤手当」
「住宅手当」
「医療手当」
「育児・介護手当」
「財産形成関連」
これらが挙げられます。
その他にも、「宿泊施設の利用」や「スポーツ関連補助」など、会社によって様々な福利厚生があります。
福利厚生に関しては、企業ホームページや、求人情報、企業説明会で確認することができるので、必ずチェックするようにしましょう。
以上が、「ホワイト企業を見分けるコツ」になります。
世の中ブラック企業が蔓延していることは事実ですが、ホワイト企業も数多く存在します。
これら5つのポイントを転職時に思い出して、ホワイト企業を見つける時の参考にしてみて下さい。
職場がブラックだと感じたら必ず先にやっておくべきこと
最後に、もしも今の職場がブラック企業だと感じたのなら、将来的に転職する、しないに関わらず、必ず先にやっておいたほうがいいことがあります。
それは
職場からいつでも逃げられる準備をしておくこと
です。
でも、具体的には何をすればいいのか?それはすごく簡単で
だけでもしておくこと 『転職サイト』に登録
です。その大きな理由は
ストレスが限界に達してから転職サイトに登録するのでは遅すぎるから
逃げ道があると分かると精神的にグッと楽になるから
この2つです。
僕も過去、2度の転職経験があるのですが、ストレスが溜まってくると本当に登録する気力すらなくなってきます。
なので、ある程度余裕のある今のうちに登録だけサクッと済ませておくほうが絶対にいいです。
登録や利用は無料で、時間も5分もかからないくらいなので、転職サイトの登録は本当におすすめです。
転職サイトは「リクナビNEXT」が文句なしにおすすめ
ちなみに転職サイトに関しては
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