日常生活やビジネスで、目標を立てはするけど、達成する前に飽きてしまうことってないですか?
僕は昔、目標を立てては、飽きて達成できないことがしょっちゅうありました。今思うと立派な目標だけ決めて、それに満足してしまっていたのかもしれません。
しかし、目標を達成するコツを身につけて、改善するようになってからは、途中で飽きることがほとんどなくなり、最後までやり抜けるようになってきました。
と言っても、いつも完璧にやり抜けるわけではないですけどね笑
まだまだ発展途上です。
今回は、いつも目標を達成する前に「飽きてしまう」「あきらめてしまう」という人にために、「目標達成するためのコツ」を紹介していきたいと思います
目標達成するための3つのステップ
結論から言いますと、目標を達成させるためのコツは、達成までの道のりを大きく3つのステップに分けて順番に実行してやることです。
その3つのステップとは以下とおりです。
ステップ1:最終目標に対して小さな目標から始める
ステップ2:小さな目標を習慣化させる
ステップ3:習慣化した小さな目標を徐々に大きくする
それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
ステップ①:最終目標に対して小さな目標から始める
最終目標を立てたら、まず最初のステップは、「最終目標に対して小さな目標から始める」ことです。(ちなにみこれは、自分が苦手だと思うことをやるときに、一番効果があります。)
なぜかと言うと
途中で挫折してしまう大きな原因として、「目標が大きすぎて何をしていいか分からない」ことや「目標のハードルが高くて辛い」ことが挙げられるからです。
人は、「やるべきことが明確になっていない」「目標のハードルが高い」とモチベーションが上がらない生き物なんです。
だからまずは、モチベーションを上げるために、最終目標に対してやれる「小さな目標」を立ててやりましょう。
例えば、「今年中に10キロ痩せる」という目標を立てたとします。その場合、まずは
「普段の生活で階段を使うようにする」
といった具合に、小さな目標を立ててやることです。
いきなり10キロ痩せるために、「週2回ジムで10キロ走る」というハードルの高いことをやろうとすると、先ほど言ったようにモチベーションが上がりません。
最初は、ばかばかしいくらいの小さな目標で大丈夫です。
摩擦と一緒で、人は最初のとっかかりにエネルギーをたくさん使うので、とにかく、そのとっかかりのハードルを下げてやることが大事です。
ステップ②:小さな目標を習慣化させる
小さな目標をスタートさせたら、次にすることは、「小さな目標を習慣化させる」ことです。
なぜかと言うと、人は習慣化され、慣れたことが大好きな生き物だからです。
また習慣化されたことに対しては、脳は疲れを感じなくできています。
じつは、人の1日の行動の40%以上を習慣行動をしていると言われており、それくらい人は習慣化されたことが好きなんです。
少し専門的な話になってしまうんですけど、人間の脳の中には、習慣化した行動をとるときに働く「大脳基底核」と呼ばれる場所と、理性や意思をコントロールするときに働く「前頭葉」と呼ばれる場所があります。
人が疲れた時というのは、この前頭葉の働きが鈍くなります。逆に、大脳基底核に関しては動きが鈍くなりません。
つまり、何が言いたいかというと、「疲れていても習慣化した行動ならば、苦にならない」ということです。
ただ、もちろん最初から習慣化されているわけではありません。
習慣化させるには、それなりの日数が必要になってきます。習慣させるのにかかる時間は、やる内容によって変わってきますが、平均すると30日くらいと言われています。
この習慣化させるのは、「計画の立て方」が上手だと割とすんなりいきます。
計画の立て方については、こちらの「今年こそ目標を達成!!できなかったことをできるようにする『正しい計画』の立て方」に詳しく書いたので、よかったら合わせて参考にしてみて下さい。
習慣化させるのは意外と時間がかかると思うかもしれませんが、そのぶん習慣化してしまえば後が楽になるんです。
先ほど挙げた例だと、「普段の生活で階段を使うようにする」という行動が無意識にできるようになるまで行いましょう。
それじゃあ、時間短縮で並行して、「いくつものことを習慣化させてもいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、一度にいくつも習慣化できるように人間の脳はできていないので、習慣化するまでは、なるべく1つの事に絞ったほうがいいです。多くても3つくらいにしましょう。
ステップ③習慣化した小さな目標を徐々に大きくする
「小さな目標を習慣化できてきた」と思ったら、次のステップです。
次のステップは、習慣化した小さな目標を「徐々に大きく変化させる」ことです。
このときのポイントは「徐々に」変化させることです。
人の脳が好きなこととして、先ほど言った「習慣化された行動」の他に、「ゆっくりした変化」があります。
ゆっくりした変化を、脳は「楽しい」と感じるようになり、飽きが来にくくなるのです。
逆に急激な変化に対して脳は拒絶するようにできています。環境の変化を嫌う人が多いのは
こういう理由のためです。
脳の好きなことは「習慣化されたこと」「ゆっくりした変化」。
なので、習慣化した小さな目標を徐々に大きくさせていきましょう。
例に挙げた、「普段の生活で階段を使うようにする」の場合だと、少し目標を上げて、
「週1回1時間のウォーキングする」
というように目標を徐々に上げてやりましょう。
あとは、これらの繰り返しです。
目標を徐々に大きくしてやり、習慣化されてきたらまた少しずつ大きくしてやる、その繰り返しを行うことで、いつのまにか最終目標が達成されているはずです。
最初の小さな目標を習慣化させるのには、それなりの時間が必要ですが、習慣化されたことを徐々に大きくさせていくのはそれほど時間を使いません。
これら3ステップを踏むことで、途中で飽きにくく、なおかつ辛いと感じにくくなり、大きな目標でも達成するのが、以前よりも容易になるはずです。
もし、なかなか目標を達成できないと感じているのなら、ぜひこの方法を試してみて下さい。
記事は以上です。
この記事が少しでも役に立った方は、他の人にも読んで貰いたいのでツイートお願いします。Tweet