転職を考えている人にとって「口コミサイト」は、会社・企業の内情を知るのにとても便利なので、利用している人も大勢いると思います。
しかし、会社・企業の口コミサイトって、基本的に誰でも自由に口コミを投稿できるので
「口コミの情報ってどれくらい信憑性があるのか分からない」
「投稿情報や登録情報の個人情報が外部に漏れないか不安」
「転職口コミサイトってどれが信用できるの分からない」
こういった悩みをもった人もいると思います。
なので、僕の過去の転職で、さまざまな会社・企業の口コミサイトを使い倒した経験を元に
「口コミサイトを利用する前に必ず知っておくべき情報」
「口コミサイトの信憑性を高めるテクニック」
「各口コミサイトの比較」
これらを、今回の記事では徹底的に紹介していきたいと思います。
転職口コミサイトを利用する前に必ず知っておくべき情報
まず最初に、企業・会社の転職口コミサイトを利用する前に、「必ず知っておくべき情報が3つあります」
それが以下の3つです。
口コミサイトに投稿する4つのタイプ
口コミの情報だけで企業の良し悪しを絶対に決めてはいけない
投稿情報や登録情報からはよっぽど個人は特定されない
それでは、それぞれを詳しく説明していきますね。
口コミサイトに投稿する4つのタイプ
まず最初に、「口コミサイトに会社・企業の情報を投稿する人にはどんなタイプの人がいるのか?」ということです。
口コミをする人というのは、何も、これから転職する人のために情報提供している人だけとは限らないんです。
口コミを投稿する人はどんな人がいるのかを知っておくことは、「口コミ情報の信憑性を高める」ために非常に大切になってきます。
実際に、口コミサイトに企業の情報を投稿する人というのは、以下の4つのタイプがいます。
転職者のために正しい情報を投稿してくれるタイプ
口コミサイトを無料で利用するため適当な情報を投稿するタイプ
雇われたサクラが企業のイメージアップのために嘘の投稿をするタイプ
企業から解雇された腹いせに嘘の投稿をするタイプ
転職者のために正しい情報を投稿してくれるタイプ
1つ目は「転職者のために自分の正しい情報を投稿してくれるタイプ」です。
社風や賃金、福利厚生のことなど、真剣に自分の会社の内情について投稿してくれる人は少なからず必ずいます。
口コミサイトでは、この正しい社内情報の投稿を見分けられるかがとても重要になってきます。
口コミサイトを無料で利用したいため適当な情報を投稿するタイプ
2つ目は「口コミサイトを無料で利用したいがために適当な情報を投稿するタイプ」です。
大手口コミサイトの多くは、口コミ投稿をすることで、他のすべての口コミ投稿の閲覧が無料になるというところが多く
無料で閲覧はしたい、でも口コミ投稿するのは面倒臭いという人が割と多く、適当に情報を投稿したりすんです。
雇われたサクラが企業のイメージアップのために嘘の投稿をするタイプ
3つ目は「雇われたサクラが企業がイメージアップのために嘘の投稿をするタイプ」です。
残念ながら、企業側に雇われて投稿するサクラも少な必ず存在します。
企業から解雇された腹いせに嘘の投稿をするタイプ
4つ目は「企業から解雇された腹いせに嘘の投稿をするタイプ」です。
これは、不当な解雇をされた人ではなく、正当な解雇をしたにも関わらず、自分では納得がいかず、その腹いせに嘘の情報を投稿する人のことです。
こういった人は、真っ当なことをしただけの企業にとっては、とても迷惑なタイプです。
以上、口コミを投稿する4つのタイプを紹介してきましたが、つまりは一番何が言いたいかというと
「嘘の投稿をするタイプはたくさんある」
と言うことです。
口コミの情報だけで企業の良し悪しを絶対に決めてはいけない
次に、「口コミの情報だけで企業の良し悪しを絶対に決めてはいけない」ということです。
その大きな理由は、以下の通り2つあります。
本当の情報と嘘の情報が入り混じっているから
本当の情報なのに削除対象になった投稿があるから
前述の、投稿する人のタイプを見てもらえれば分かりますが、本当の情報の投稿以外にも
・「サクラによる投稿」
・「閲覧目的のいい加減な投稿」
・「腹いせによる嘘の投稿」
こういった嘘の投稿も入り混じっているためです。
また、本当の情報なのに削除対象になった投稿がある場合もあります。
この削除対象になるパターンというの
」 「誹謗中傷の表現が含まれていたため運営に削除された
「企業から削除依頼をして運営が削除した」
こういったものが挙げられます。
いずれも、本当の情報にも関わらず、運営の規約違反や企業からの削除依頼を受けて、それを運営が受領して削除されてしまったパターンです。
良い口コミがたくさん書かれていたからといって、必ずしも優良企業とは限りません。
こういった、会社の悪いことが書かれた口コミの中に、削除されてしまった本当の投稿というものがあったもしれないんです。
なので、口コミサイトを見るときには
「口コミ情報だけで良し悪しを必ず決めない」
ということを前提にするようにしてください。
投稿情報や登録情報からはよっぽど個人は特定されない
最後に、口コミサイトを利用するときに心配されるのが「個人情報の漏洩」です。
結論をから言うと、情報漏洩の心配はほぼありません。
「投稿情報や登録情報からはよっぽどのことがない限り個人は特定されない」
からです。
・「パソコンのIPアドレスから住所を特定することが可能だが、事件性のある書き込みがされるなどで警察が動かない限り個人特定は不可能」
この理由から、事件性のある書き込みがされて、警察が動かない限りは、個人情報は外部には漏れません。
ただし、1つ注意点があります。
それは
「口コミで個人が特定できるような書き込みをしてしまった場合はばれる可能性がある」
ということです。
たとえば、書き込み内容に「部署名」や、「上司の本名」を書いたりした場合は、特定される可能性は少なからずあります。
なので、口コミを投稿する時は、個人が特定できるような内容は絶対に書かないようにしましょう。
個人を特定する内容に関しては、運営側がチェックして削除するところがほんどんどですが
どこまで正確に削除してくれるかは不明なので、当てにはしない方がいいのが正直なところです。
転職口コミサイトの信憑性を高める3つのテクニック
前述で、「口コミは本当の情報と嘘の情報が入り混じっている」と言いましたが
それじゃあ、口コミサイトは参考にしないほうがいいのか?
いいえ、けっしてそんなことはないです。
確かに、どの口コミサイトも本当の情報と嘘の情報が入り混じっていますが、口コミの信憑性を高めるためのテクニックがあるからです。
ここでは、転職口コミサイトの情報の信憑性を高めるテクニックを3つ紹介します。
そのテクニックとは以下の3つです。
口コミ情報の虚実を見分けるコツを身につける
各口コミサイトを比較して情報の信憑性を高める
信憑性の確認に転職エージェントを利用する
それでは、それぞれを詳しく説明していきます。
口コミ情報の虚実を見分けるコツを身につける
1つ目は「口コミ情報の虚実を見分けるコツを身につける」ことです。
本当の情報と嘘の情報が入り混じっている投稿すべてを、正確に虚実を見分けることは不可能ですが
「口コミの虚実を見分けるコツ」はいくつかあります。
その見分けるコツは、以下の3つです。
企業の良い点ばかりを書いている口コミは信憑性が低い
企業の悪い点を長文で書いている口コミは信憑性が高い
当たり障りのない内容を短い文章で書いてある口コミは信憑性が低い
企業の良い点ばかりを書いている口コミは信憑性が低い
1つ目のコツは「企業の良い点ばかりを書いている口コミは信憑性が低い」ということです。
企業の良い点ばかり書いてある口コミに関しては
・「企業側のサクラによる書き込み」
・「本当は悪いことも思い浮かんでいるが、良い点しか書き込めていない」
この2つのケース、どちらかの可能性が非常に高いんです。
前者に関しては、自分の企業を良く見せるためにお金でサクラを雇っているケースです。非常に残念ですけど、こういうことをする企業がいるのも現実なんです。
後者に関しては、本当は企業の悪い点が頭に浮かんでいるけど、それを書き込めずにいる人です。
「飛ぶ鳥跡を濁さず」の精神であまり自分の会社の悪口を書けない、真面目な正確な人にこういった傾向が見られます。
企業の悪い点を長文で書いている口コミは信憑性が高い
2つ目のコツは「企業の悪い点を長文で書いている口コミは信憑性が割と高い」ということです。
さきほどの、自分の会社の悪口を書けない人と、反対の正確の人に関しては
「自分の心に秘めいている会社の悪口をぶちまける」
こう言った傾向にあります。
なので、会社の悪い点を長々と長文で書いてある書き込みに関しては、割と信憑性が高いのかなと思います。
しかも、そういった悪口の内容が正しいかどうかは置いておいて
「悪口ばかりをボロクソに書く人が、多くいる会社に行きたいか?」
と言われたら、Noですよね。
そういう人ばかりではないかもしれませんが、そういった見方もできるのは事実なんです。
当たり障りのない内容を短い文章で書いてある口コミは信憑性が低い
最後3つ目のコツは「当たり障りのない内容を短文で書いてある口コミは信憑性が低い」ことです。
前述で、口コミを投稿すると、無料で口コミが閲覧できるサイトが多いと言いましたよね。
そういった閲覧目的だけに投稿している人というのは、口コミが面倒臭いと思っている人がほとんどなので、わざわざ長文を書く可能性は低いですよね。
なので、サイトが制限しているギリギリの文字数で適当な内容の投稿をしているんです。
各口コミサイトを比較して情報の信憑性を高める
2つ目は「各口コミサイトを比較して情報の信憑性を高める」ことです。
前述で、口コミ投稿内容の虚実を見分けるコツを紹介しましたが
他にも情報の信憑性を高める簡単な方法があります。
それが
「各口コミサイトを比較すること」です。
大手口コミサイトだと、10万件以上の企業が口コミ投稿されています。
そうなると、当然多くの同じ企業が各口コミサイトで情報投稿されています。
それら企業の評価を、各口コミサイトで比較してみて
ばらつきが少ないものに関しては信憑性が高い」 「評価値の
といった判断ができるわけです。
ちなみに評価値に関しては、各口コミサイト下図のように、評価スコアなるもので点数評価されています。(サイトによっては100点満点だったり、5点満点だったり異なります)
この評価点が
・「各サイトで評価ばらつきが高いようなら信憑性が低い」
・「各サイトで評価ばらつきが低いようなら信憑性が高い」
といったような具合に判定することができるというわけです。
口コミ情報の信憑性の確認には「転職エージェント」を利用する
3つ目は「口コミ情報の信憑性の確認には転職エージェントを利用する」ことです。
個人的には、この方法が信憑性を高める方法としては、一番効果的だと思います。
もし、口コミ投稿を閲覧していて「この情報って本当なのか?」迷うことがあると思います。
そんなときは、口コミの情報が本当なのか、転職エージェントに相談することで、信憑性の裏付けを取ることができます。
転職のプロとして培ってきた経験と、持っている莫大なデータをもとに情報を教えてくれるので、信憑性は口コミサイトよりも高いです。
なので転職エージェントは利用した方が絶対にいいです。
では、どの転職エージェントを利用すればいいのか?
転職エージェントは「リクルートエージェント」がおすすめ!
これに関しては、文句なしに、自信を持っておすすめできるのが「【リクルートエージェント】 」です。
取り扱っている「求人数」「求人の質」や「アドバイザーの質」などなど、他の転職エージェントと比較すると、群を抜いているからです。
なので、初めて転職エージェントを利用するなら、文句なしに「リクルートエージェント」をおすすめします。
「リクルートエージェント」の登録方法など詳しい情報を下にまとめました👇
大手転職口コミサイトの特徴やメリット・デメリットを徹底比較
企業・会社の転職口コミサイトはいろいろありますが、
・「どれが信用できるのかよく分からない」
・「おすすめの口コミサイトはどれ?」
という人も多いと思います。
数ある口コミサイトの中でも
「口コミの数」「口コミ企業の数」が圧倒的に多い、最大手と言われているのが
これら4つになります。
ここでは、これら4つの口コミサイトの「特徴」や「メリット・デメリット」を比較していきます。
『転職会議』

運営会社 | 株式会社リブセンス |
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口コミ数 | 100万件以上 |
口コミ企業数 | 約74万社 |
会員登録 | 必要 |
口コミ閲覧の簡単さ | |
オススメ度 | |
口コミ閲覧条件 |
・登録開始から48時間閲覧無料 |
【メリット】
・トップクラスの「口コミ数」「口コミ企業数」を誇る情報量の多さ
・口コミ1投稿(120字以上)につき、閲覧が39日間無料とハードルが割と低い
【デメリット】
・文字数制限が120字以上と投稿がしやすいため、閲覧目的やサクラの投稿が多い
『Openworks(旧vorkers)

口コミ数 | 約420万件 |
---|---|
口コミ企業数 | 13万社以上 |
会員登録 | 必要 |
口コミ閲覧の簡単さ | |
オススメ度 | |
口コミ閲覧条件 |
・他社の転職サービス1つ登録につき30日間閲覧無料 |
【メリット】
・トップクラスの「口コミ数」「口コミ企業数」を誇る情報量の多さ
・口コミ投稿の文字数制限が500文字以上とハードルが高いため、閲覧目的の投稿が少ない
【デメリット】
・口コミ閲覧の条件のためのハードルが高い
『カイシャの評判』

口コミ数 | 100万件以上 |
---|---|
口コミ企業数 | 67万件以上 |
会員登録 | 不要 |
口コミ閲覧の簡単さ | |
オススメ度 | |
口コミ閲覧条件 | なし |
【メリット】
・トップクラスの「口コミ数」「口コミ企業数」を誇る情報量の多さ
・会員登録など条件不要で口コミが見放題
・閲覧目的のための投稿が一切ない
【デメリット】
・運営の投稿削除のチェックが厳しいため、削除されている本当の情報がありそう
『キャリコネ』


口コミ数 | 100万件以上 |
---|---|
口コミ企業数 | 62万件以上 |
会員登録 | 必要 |
口コミ閲覧の簡単さ | |
オススメ度 | |
口コミ閲覧条件 |
・キャリアシートの登録で閲覧無制限 |
【メリット】
・トップクラスの「口コミ数」「口コミ企業数」を誇る情報量の多さ
・口コミ投稿のハードルが高いため、閲覧目的の投稿が少ない
【デメリット】
・口コミ閲覧の条件のためのハードルが高い
記事は以上になります。
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