みなさんのまわりにも、いい人ぶっているけど、「実は腹黒い」と言う人はいませんか?
腹黒い人がやっかいなのは、周囲にはいい人を演じており、分からないように攻撃をしてくるスキルに長けているところです。
周りから見ると、ちょっといい人だったり、常識人に見えるのに、自分の気にくわない都合の悪い人にだけ上手に攻撃することに特化しているんです
このように、周りにはいい人見えるけど、分からないように隠れて攻撃してくることを、「カバートアグレッション=隠されてた攻撃性」と言います。
ダイレクトに攻撃してくる人は、他の周りにも敵を作っていたりして、対処がしやすいんですが、このカバートアグレッションを持っている人に関しては、そう簡単にはいきません。
周りを取り込むのが上手かったり、権力者や目上の人に対して自分を売り込むのが上手いので、下手に攻撃をすると自分が悪者扱いを受け、非常に厄介なんです。
今回は、この非常に厄介なカバートアグレッションを持っている人の「特徴」と
撃退するにはどうすればいいのか「対処法」を書いていきます。
もし周りに当てはまる人がいるようなら、参考にしてみて下さい。
ちなみに、社畜サラリーマンを耐え抜くための「あらゆるノウハウ」を1つに凝縮したコンテンツをこちらで見ることができます。
カバートアグレッションを持つ人の7つの特徴
まず最初に、「カバートアグレッションを持つ人にはどんな特徴があるのか?」
その特徴を7つ紹介していきます。
それらのうち3つ以上当てはまる人がいるようなら要注意です。
どんな特徴があるのか分かっていないと対処のしようがないので、カバートアグレッションを持っているのかどうか「いまいち分からない」、「確信が持てない」と言う人は参考にしてみて下さい。
特徴①:無知を装う
誰かの内情を暴露しておいて
「ごめん知らなかった」
「ごめん内容をちゃんと理解できてなかった」
こんな風に、相手がこの内情を話されることによって困るのを知っていながら
自分が無知であったかのように装います。
本当に無知であったのならしょうがないのかもしれませんが、もし違和感を感じるようなら、「本当にこの人は知らなかったのか?」を疑うようにして下さい。
特徴②:回避傾向がある
こちらの質問に対して、直球に回答をしてこない傾向があります。
カバートアグレッションを持っている人は、いい人を演じないといけないので、答えづらい質問に対しては回避傾向があるんです。
例えば
「あなたは〜ですよね」と軽く相手をディスった場合、普通の人ならば怒って「私は〜ではないです!」と否定しますよね。
でも、カバートアグレッションを持った人は、あまり否定をしないんです。受け入れたり、「ひどい、どうしてそんなことを言うの!」といった回避するような回答をしてきます。
特徴③:よく嘘をつく
「よく嘘をつく」という特徴を持っているのですが、ポイントなのが
「普通の嘘と違って分かりにいような嘘」をつくことです。
厳密に言うと、全くの嘘ではないけど、細部をぼかしたり、話の重要な部分を抜いたりします。
つまり、相手に誤解を招かせるような嘘をつくんです。
これは、細かい情報を言わないことによって、誰かの立場が悪くしたり、印象を悪くするのが狙いです。
特徴④:急に怒り出す
周りにいい人と思われるようにする行動としては意外かもしれませんが、急に怒り出したりします。
しかしその後がポイントで、怒って終わりではなく、怒った後に相手をコントロールしようとします。
怒るのにもタイミングがあり、先ほど述べた、
「嘘をついたり、無知を装ったりして相手をコントロールしようとしても上手くいかなかった時」に怒ります。
しかも、二人っきりの時ではなく、第三者がいる時に怒り、相手がなだめないといけない状況を作り出すんです。
普通怒るのは、情緒不安定な時が多いですが、カバートアグレッションを持っている人の場合は違います、
自分を有利な立場に持っていくために怒るんです。
特徴⑤:被害者を装う
これにはポイントがあり、被害者を装うといっても直接相手を攻めるわけではありません。
周りの環境などのせいにします。
例えば、約束をドタキャンされた時にあなたが怒ったとします。そういった時に、
あなたを攻めずに、仕事の環境や周りの人のせいにして被害者を装います。
特徴⑥:「正当化」と「矮小(わいしょう)化」を使ってくる
情報を自分の都合のいいようにするため
「正当化」と「矮小化(わいしょうか)」
この2つを使ってきます。
例えば
「正当化」は
「これはあなたのことを思ってこう言ったの、だから間違ってないよ」
などと言って、自分は決して間違ってないということを主張してきます。
「矮小化」は
「それってそんに大したことじゃないよ」
などと言い、本当は大したことなのに、物事をわざと小さく言ってきて、事実を正しく伝えず、相手を混乱させてきます。
これら2つを、自分の都合のいいよう、巧みに使ってくるんです。
特徴⑦:罪悪感などのネガティブな感情を使う
罪悪感などのネガティブな感情を上手いこと使ってきます。
相手の過去のトラウマや失敗談などを持ち出してきて、相手に恥ずかしい思いをさせておいて、自分はその気持ちに同調を装い、いい人を演じてきます。
カバートアグレッションの対処法
カバートアグレッションを持つ人の特徴を紹介してきましたが、あなたの周りに当てはまりそうな人はいたでしょうか?
では実際、このような人達に対してどういった対処方法を取ればいいのでしょうか?
ここでは具体的な対処方法を3つ紹介していきます。
対処法①:線引きをする
「自分の耐えられる情報の線引きをしておくこと」です。
例えば、相手と話す時に、
「この話をされたら自分は耐えられない、アウトだ」という情報を決めておくことです。
「自分の親や友達のこういったことを話してくるようなら、この人とはアウトだ」という限界を決めておきましょう。
そして、その線引きを超えてくるようなら、「何をするのか」を考えておいて下さい。
例えば、こういう情報を話してくるようなら、
「ただ無心でうなずくだけにする」
など、事前に行動を決めておくことで、いざという時に対処できます。
対処法②:相手から本当に得たいものを決めておく
カバーアグレッションを持っている人と接していると、知らぬうちに自分の感情がかき乱されて、いつの間にか正常でいられなくなっていることがあります。
この人からは、
「本当はこういう情報を知りたかったのに」
「癒しを求めて話していただけなのに」
など、自分が本当に求めていたものから、いつの間にか違う状況になってしまうことがあります。
なので最初から、この人からは「こういうつもりで話す」というものを決めておくといいです。
相手から本当に得たいものを決めておいて、もしそれから外れるようなら、その人との会話を切り上げるようにしましょう。
対処法③:自分の意見をしっかり聞いてくれる存在を見つけておく
カバートアグレッションを持っている人と面と向き合うとメンタルをやられる場合があります。
なので、「自分の意見をしっかり聞いてくれる人の存在を見つけておく」ことは非常に大切です。
「〜さんがこいうことを言ってるけどどう思いますか?」
こう言った質問にも、親身になって答えてくれるので、カバートアグレッションによって感情がコントロールできない状態になっても、こういった存在がいると自分を冷静にさせてくれます。
カバートアグレッションによって職場の人間関係に疲れたら
カバートアグレッションに対する対処法を3つ紹介してきました。
これらの方法はもちろん有効的なんですが、話し方を身につけるのに時間がかかったり、必ず100%上手くいくというわけではありません。
もし、「カバートアグレッションによって職場の人間関係に疲れた」のなら、
その職場から逃げ出すのも1つの有効な手段です
その辺の理由をこちらの「会社でのストレス・憂うつ対策!今すぐやっておいた方がいいこと!!」に詳しく書いたのでぜひ読んでみて下さい。
記事は以上です。
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