退職することを決意しても、ずっと同じ会社で働いてきて、退職するのは今回が初めて
という人にとっては
「退職するまで何をすればいいのか分からない」
という人は、意外と多いのではないでしょうか?
ましてや退職ですから、周りの職場の人に聞くこともなかなか難しいと思います。
かくいう僕も、過去にいざ退職しようと決意はしたとき、『どういった流れで』
『何をすればいいのか』ほとんど分からない状態でした。
もし退職するならば、『飛ぶ鳥跡を濁さず』と言うように、角を立てずに円満退職したいですよね?
今回は、退職しようと決意してから、円満に退職するまでに、『どういった流れで?』
『何をすればいいのか?』と、知っておくべき常識とマナーについて話していきます。
もし転職活動に興味があるけど「何をしていいかよく分からない」と言う人は、転職活動をマニュアル化したので、よかったら合わせて見て下さい。
最初に退職のプランニングを行う
まず最初に行うべきなのは、退職のプランニングを行うことです。
具体的にプランニングするのは以下の2点です。
働きながらor退職してからか、転職活動スタイルを決める
退職するのにベストな日にちを決める
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
働きながらor退職してからか、転職活動スタイルを決める
最初に決めるのは、転職活動を『働きながらするのか、それとも退職後に行うのか』です。
これは、自身の経済状況などさまざまな要因によって決まるかと思います。
どちらかによって、退職する日が、『すぐなのか』それとも『転職先が決まった後』なのか
変わってくると思うので、どのような転職活動スタイルを取るのかは最初に決めておくべきです。
働きながらor退職してからか、どちらの転職活動のほうがいいかよく分からない人は、
こちらの『転職するタイミングは在籍中?それとも退職後?それぞれのメリット・デメリットを解説』を参考にしてみて下さい。
退職するのにベストな日にちを決める
退職をするのにも、人それぞれ『ベストの退職日』があります。
例えば、退職日を決める主なきっかけには、以下のようなものがあります。
・転職活動が有利に進められる時期に退職する
・ボーナスを貰ってから退職する
・有給休暇を全て消化してから退職する
・転職先が見つかってから退職する
転職活動が有利に進められる時期、つまり求人見つかりやすいときに転職するならば、10月・3月が一番良いと言われています。
また、ボーナスを貰ったあとや、残っている有給休暇を全て消化しきってから退職したい人もいるかと思います。
今の仕事を続けながら転職活動をする人は、転職先が決まってから退職したいと思うでしょう。
理由は人それぞれだと思いますので、自分にとって一番ベストだと思う退職日を前もって決めておきましょう。
ちなみに、退職後に『転職サイト』や『転職エージェント』に登録しようと思っているのでしたら、正直なところ、退職後の登録では遅いです。
理由はこちらの『ストレスを感じた時では遅い!今すぐ転職する気がなくても転職サイト・転職エージェントには登録しておいた方がいい理由』を見てもらえれば分かります。
上司に退職の意思を示す
さて、自分にとって退職するのにベストな日を決めたら、次は、『退職をする意思』を上司に伝えます。
退職の理由は本当のことを言うべきか?
退職したいという意思を上司に伝えると、必ずと言っていいほど、『退職理由』を聞かれると思います。
この退職理由ですが、以下の理由は好ましくありません。
・会社の給料が少ない
・職場環境が悪い
このような、会社や職場に対する不満を理由にしてしまうと『それじゃあ、職場の状態を改善するように努めるから』という風に言われたら、退職する理由がなくなってしまう可能性があります。
ですので、退職する理由は『一身上の都合で』を貫くのが一番良いかと思います。
特別な理由、例えば、『自分の病気』や『家族の介護』などの理由があるのならば、
正直に伝えたほうが良いでしょう。
会社によっては、出勤携帯などを考慮してくれる場合もあります。しかし、病気や介護などを退職理由にして嘘をつくことだけは絶対にやめましょう。
退職日は上司と決める
先ほど、自分にとってベストな退職日を決めたかと思いますが、業務上の都合もあるかと思いますので、希望の退職日を伝えて、実際の退職日の決定は上司と決めるようにしましょう。
退職願の提出
次に、『退職願』を会社に提出します。
ちなみに。似たような言葉に、『退職届』というものがありますが、退職願とは少し意味が異なります。
退職届は、『もう辞めることにしました』というような意味で、提出した時点で有効になります。
それに対して、退職願は、『辞めることに対するお伺い』を立てるものになります。
これらの違いに注意するようにしましょう。
では退職願の提出のタイミングですが、上司に退職の意思を伝えて、『退職が正式に認めれれた後』になります。
退職日の2週間前までに直属の上司に直接渡しましょう。
なお、退職に伴う公的手続き(失業手当・年金・税金・健康保険・雇用保険)は、このころから確認していくとよいでしょう。
失業手当のもらい方についてよく分からないという人は、こちらの『失業保険・失業手当はいつのタイミングで受け取ればいいの??申請から振り込みまでの流れを解説!』を参考にして下さい。
残りの業務整理と引き継ぎ
上司に退職の意思を伝えて、退職願を提出したから、あとは退職するだけではありません。
『飛ぶ鳥跡を濁さず』と言われるように、退職する前に、自分が担当していた業務の整理、
または、引き継ぎをしておかなければいけません。
引き継ぎのスケジュールを作成しておく
退職願を提出して、具体的に退職日が決定したら、次の日から担当業務の整理・引き継ぎに
全力を注ぎましょう。
不足の事態に対応できるように、退職日の3日前に、整理・引き継ぎが完了できるように、
3日前から逆算して、業務スケジュールを作成しておくとよいでしょう。
引き継ぎノートを作っておく
担当業務について要点をまとめた『引き継ぎノート』を作成しておくと、後任の担当者の負担や迷惑をかけることも少なくなります。
なので、引き継ぎノートは、できるだけ作成しておくと良いでしょう。
退職当日にすること
担当業務の整理・引き継ぎも終わり、いよいよ退職日を迎えます。
退職最終日にすることも、実はいろいろとあります。
以下に、退職日当日にすることをまとめました。
- 会社に返却するものを返す
- 会社からの返品物を受け取る
- 社内外への退職のあいさつをする
- デスク周りとロッカーの清掃
退職のあいさつですが、直接会って伝えることができる人は、マナーとして直接伝えるようにしましょう。
もし遠くて直接伝えることができなければ、メールで退職の挨拶を送るようにしましょう。
以上が、退職するまでの流れになります。退職するとはいえ、最後は笑顔でお別れをしたいと思うので、周りの人に背中を押してもらえるように、この記事を参考に円満退職を目指してください。
記事は以上です。
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