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ブラック企業の特徴!社訓や経営理念に使われがちな言葉とは?

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こんにちは、ブラック企業からホワイト企業へ無事転職を成功させた、はるきちといいます。 

ブラック企業には、いくつも特徴や見分け方がありますが、社訓や経営理念の中にもブラック企業を匂わせる言葉がいくつも使われています。

今回は、多くのブラック企業が、社訓や経営理念のキーワードとして利用しがちな言葉を紹介していきます。

自分の会社または、これから就職や転職を考えている企業の社訓にそれらの言葉が使われていたら要注意です。

ブラック企業の特徴と代表的ブラック企業一覧

まずは、世間一般にブラック企業と言われる企業の特徴と、具体的な企業名の一覧を紹介しておきます。

ブラック企業の特徴とは

ブラック企業という言葉は、インターネット上で使われるようになった「造語」で、ブラック企業には明確な定義というのはありません。

しかし、一般的に言われているブラック企業の特徴というのはいくつかあります。

厚生労働省が明らかにしているブラック企業の特徴

まず1つ目が「厚生労働省が明らかにしているブラック企業の特徴」です。

これは、厚生労働省が公的に示しているのもので、以下の3つの特徴になります。

厚生労働省が提示するブラック企業

労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

賃金不払い残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い

このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

これら3つが厚生労働省が公表しているブラック企業の特徴になります。何となく言わんとしていることは伝わりますが、少し具体性に欠ける気がしますよね・・・。

ちなみに、厚生労働省では「労働基準関係法令違反で送検した企業リスト」という名目で、ブラック企業のリストを公表してます。以下の記事に詳しくまとめたので、よかったらご参考下さい。

ブラック企業大賞でブラック企業を見極めるときの指標

2つ目が「ブラック企業大賞でブラック企業を見極めるときの指標」です。

ブラック企業とは、NPO法人関係者、大学教授、弁護士、ジャーナリストから結成されたブラック企業企画委員会によって、2012年から行われている、その年のブラック企業No1を決定するイベントのことです。

そのブラック企業企画委員会が、ブラック企業を見極めるための指標というのが、以下の11項目です。

ブラック企業大賞を選ぶ指標

長時間労働

セクハラ・パワハラ

いじめ

長時間過密労働

低賃金

コンプライアンス違反

育休・産休などの制度の不備

派遣差別

派遣依存度

労組への敵対度

残業代未払い

これら11項目の基準に多く該当すると、ブラック企業だと判断されます。

「ブラック企業大賞」については、下の記事に詳しくまとめたので、よかったらご参考下さい。

過去の経験を踏まえたブラック企業の特徴

3つ目が「過去の経験を踏まえたブラック企業の特徴」です。

現在は、無事にホワイト企業に転職できたのですが、以前自分が勤めていた企業はドス黒いブラック企業でした。

そんなブラック企業を渡り歩いてきた経験を踏まえて、これはブラック企業だと言える特徴というのが以下の7つです。

経験を踏まえたブラック企業の特徴

セクハラ、パワハラ、モラハラが横行している

30~40代の社員が少なく、人の入れ替わりが激しい

サービス残業が当たり前

暴言や嫌がらせで自主退職が多い

過労死やうつ病で自殺者が出ている

最初は極端に優しく接してくる

派遣社員・契約社員を多く雇っている

経験上、これらのどれかに該当するようならブラック企業である可能性が高いです。

「ブラック企業の特徴」についてもっと知りたい人は、以下の記事に詳しくまとめたので、こちらを参考にして下さい。

代表的なブラック企業一覧

ては、具体的に代表的なブラック企業を紹介していきます。

ここで紹介するのは、過去のブラック企業大賞で受賞した企業になります。

歴代(2012~2019年)のブラック企業大賞を受賞した企業は、以下のとおりです。

歴代ブラック企業大賞企業

2019年ブラック企業大賞:三菱電機株式会社

2018年ブラック企業大賞:三菱電機株式会社

2017年ブラック企業大賞:株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西

2016年ブラック企業大賞:株式会社電通

2015年ブラック企業大賞:株式会社セブン-イレブン・ジャパン

2014年ブラック企業大賞:株式会社ヤマダ電機

2013年ブラック企業大賞:ワタミフード株式会社

2012年ブラック企業大賞:東京電力株式会社

その他の賞を受賞した企業一覧は、以下のとおりです。

その他の受賞企業一覧

楽天株式会社、株式会社電通、株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社プラントサービス、株式会社ジャパンビバレッジ東京、大成建設株式会社・三信建設株式会社、ゼリア新薬工業株式会社、ディスグランデ介護株式会社、株式会社プリントバック、DWE JAPAN株式会社、株式会社引越社関東、株式会社明光ネットワークジャパン、暁産業株式会社、株式会社不二ビューティ、株式会社A1-Pictures、株式会社ゼンショーホールディングス、クロスカンパニー株式会社、株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ウェザーニューズ、株式会社ゼンショー、株式会社フォーカスシステムズ

ブラック企業の社訓や経営理念に使われがちな言葉とは?

ブラック企業の社訓や経営理念の中には、ブラック企業を匂わせるキーワードが使われいていることが多いです。

では、実際にどのような言葉が使われいているのか?そのキーワードをいくつか列挙していきます。

ブラック企業が、社訓や経営理念の中に使いがちな言葉は、以下の通りです。

 <ブラック企業が使用しがちなキーワード>

「挑戦」「創造」「誇り」「感謝」「No1」「チャレンジ」「信頼」「自主性」「働きがい」「愛」「夢」「幸せ」「信頼」「安全第一」「満足」「健康」「感動」「成長」「やりがい」「自由」

これらのような、抽象的かつ綺麗な言葉だったり、従業員を煽ぎ立てるような言葉を、社訓や経営理念に全面的に押し出してくる企業というのは、ブラック企業である可能性が高いです。

実際にキーワードが使われているのか確認してみる

それでは先ほどのキーワードが、実際にブラック企業の社訓や経営理念に使われているのか確認してみようと思います。

確認するブラック企業として、前述で紹介した、歴代ブラック企業大賞受賞の企業のいくつかを抜粋していきます。

2019年ブラック企業大賞:三菱電機株式会社

<企業理念>

三菱電機グループは、技術、サービス、創造力の向上を図り、活力とゆとりある社会の実現に貢献することを企業理念に掲げています。これは、創業時の「経営の要諦」に示した「社会の繁栄に貢献する」「品質の向上」「顧客の満足」の考え方を引き継いだもので、社会やお客様に対する三菱電機の対応の基本精神となっています。

この精神を具現化するため、「7つの行動指針」において、社会やお客様などとの高い「信頼」関係を構築すること、最良の製品・サービスや最高の「品質」の提供を目指すこと、研究開発・技術革新を推進し、新しいマーケットを開拓することにより「技術」でお客様のご期待にこたえること、などを姿勢として示しています。

この考え方のもと、三菱電機グループでは、高品質で使いやすい製品づくりから、ご購入後のサポート、不具合発生時の対応まで、すべての事業活動において常にお客様の満足向上に努め、社会の繁栄に貢献していきます。

参考:三菱電機株式会社HP

2018年、2019年と、2年連続でブラック企業大賞に選ばれている三菱電機株式会社の企業理念を確認してみると、「創造力」「満足」「信頼」といった言葉が使われています。

信頼や満足といったキーワードを強調し、お客様を第一にするという考え方が悪いとは言いませんが、お客様のことしか眼中になく従業員のことは顧みないという思考が強く企業理念に出ているとも言えますよね。

2014年ブラック企業大賞:株式会社ヤマダ電機

<企業理念>

創造挑戦」「感謝信頼」で強い企業を目指し、社員総意で企業価値を高め社会に貢献する。

当社は、企業の持続的成長を基本方針に、高度化・多様化する消費者ニーズに素早く対応することを基本とし、常に「お客様(市場)第一主義」の目線で 経営理念である「創造と挑戦」「感謝信頼」を実践し、企業価値を高め、キャッシュフローを重視したローコスト経営に取り組み、 家電流通業界のリーディングカンパニーとしてCSR経営を積極的に推進し、社会に貢献できる「強い企業」をめざします。

参考:ヤマダ電機企業理念

2014年のブラック企業大賞に選ばれたヤマダ電機の企業理念を確認してみると、「創造」「挑戦」「感謝」「信頼」「成長」といった5つものキワードが使われています。

ヤマダ電機は、当時貴社の郊外型店舗「テックランド」柏崎店に勤務していた、男性社員を長時間労働により自殺に追い込みました。男性社員が亡くなる前の残業時間は、100時間以上に上っていたそうです。

どうやら企業理念にある挑戦の中身を、社員をどれだけ酷使させることができるかという挑戦と履き違えていたみたですね・・・。

2013年ブラック企業大賞:ワタミフード株式会社

ワタミグループミッション

地球人類の人間性向上のためのよりよい環境をつくり、よりよいきっかけを提供すること

ワタミグループスローガン

地球上で一番たくさんの “ありがとう” を集めるグループになろう

ワタミグループ経営目的

会社の繁栄、社員の幸福、関連会社、取引業者の繁栄、新しき文化の創造、人類社会の発展、人類の幸福への貢献

社訓7ヶ条

  • 一、笑顔で元気よく挨拶せよ
  • 一、約束を守れ、嘘はつくな
  • 一、全てに感謝せよ
  • 一、常に謙虚なれ
  • 一、恥ずかしいと思うことはするな
  • 一、努力を継続せよ、あきらめない努力は、信用を生み、信用は奇跡を生む
  • 一、他人の喜びや悲しみを共有せよ

ワタミ創業事業理念

一人でも多くのお客様にあらゆる出会いとふれ合いの場とやすらぎの空間を提供すること

社員の幸せ7項目

一人でも多くのお客様にあらゆる出会いとふれ合いの場とやすらぎの空間を提供すること

社員の幸せ7項目

  • 一、を持ち、を追い、を叶える
  • 一、ありがとうを集める仕事を持つ
  • 一、健康であること
  • 一、お金に困らないこと
  • 一、人格を磨くこと
  • 一、仕事の技術と知識を身に付けること
  • 一、家族友人と良き人間関係をつくること

合言葉

  • 一、心と心で、つながる未来へ
  • 一、心とからだの健康づくり
  • 一、人とともに、地球とともに

参考:ワタミグループの理念

2013年のブラック企業大賞に選ばれたワタミフード株式会社の企業理念を確認してみると、「創造」「感謝」「幸せ」「夢」「健康」とこちらも多くのキーワドが使われています。

特に「幸せ」「夢」といった言葉を、平気で企業理念に使用してくる企業は、本当に要注意です。逆に従業員の幸せと夢を奪いとるブラックな企業と思っておいたほうがいいかもしれません。

3つの代表的なブラック企業を例に、企業理念を確認してきましたが、先述したキワードがいくつも使われていることが分かりました。

社訓や経営理念にまつわるブラック企業あるあるネタ

ちなみにブラック企業には、社訓や経営理念にまつわる、あるあるネタがあります。

それは

「朝礼で社訓や経営理念を大声で唱和させられる」

ことです。

これは、自分が過去に勤めていたブラック企業すべてに当てはまっていた、あるあるネタです。

いくつもある社訓を、上司の1人が一つずつ読み上げていき、それに続いて社員が大声で唱和をしていきます。声が小さい社員に対しては罵声が飛び交い、1人で唱和させらることもありました。

ブラック企業では、社訓を大声で何度も叫ぶことで、無理やり一体感を植え付けさせ、社畜として洗脳しようとしてくるのです。

職場がブラックだと感じたら絶対にやるべきこと

最後に、もしも今の職場がブラック企業だと感じたのなら、将来的に転職する、しないに関わらず、絶対にやっておくべきことがあります。

それは

職場からいつでも逃げられる準備をしておくこと

です。

でも、具体的には何をすればいいのか?それはすごく簡単で

『転職サイト』に登録だけでもしておくこと

です。

その大きな理由は

 ストレスが限界に達してから転職サイトに登録するのでは遅すぎるから

 逃げ道があると分かると精神的にグッと楽になるから

この2つです。

僕も過去、2度の転職経験があるのですが、ストレスが溜まってくると本当に登録する気力すらなくなってきます。

なので、ある程度余裕のある今のうちに登録だけサクッと済ませておくほうが絶対にいいです。

ちなみに、登録や利用は無料で、時間も5分もかからないくらいです。

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ちなみに転職サイトに関しては

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記事は以上です。

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