「ブラックすぎて辛いし限界!今の会社を辞めたい!」こう思っている人も多いと思います。
ただ、「本当に辞めてもいいのだろうか?」そんな疑問を少なからず持っていたりします。
「自分の会社はブラック企業だから転職しよう」こう考えるのはもちろんありです。
しかし、転職はこれからの人生を左右する、とても重要な分岐点となるので慎重に考える必要があります。
そんな人のために、今回は「ブラック企業を辞めたい人への対策」を紹介していきます。
「会社を辞めたいけどどうしたらいいか分からない」という人は是非参考にしてみて下さい。
ブラック企業を辞めたい人への対策ステップ
ブラック企業を辞めたい人への対策を、ステップごとで紹介していきます。
全体の大まかなの流れは、以下のような感じになります。
- STEP①自分の会社がブラック企業かどうかもう一度判断する
- STEP②いつでも会社から逃げれる準備をしておく
- STEP③転職のタイミングを決めておく
- STEP④会社を円満退職する準備をする
- STEP⑤転職活動を本格的にスタートさせる※在職中に転職活動をする場合は、STEP④とSTEP⑤の順番は逆になります。
では、それぞれのステップを詳しく説明していきますね。
STEP①:自分の会社がブラック企業かどうかもう一度判断する
まず最初のステップとして「自分の会社がブラック企業かどうかもう一度判断する」ことです。
ブラック企業だから辞めたいと思ったかもしれませんが、今一度冷静になって、自分の会社が本当にブラックなのか見極める必要があります。
では、どうやって見極めればよいのか?
ブラック企業というのは、明確な定義というのは存在しないのですが、一般的にブラック企業だと言われている基準はいくつかあります。
その代表的な特徴というのが、以下の7つです。
セクハラ、パワハラ、モラハラが横行している
30~40代の社員が少なく、人の入れ替わりが激しい
サービス残業が当たり前
暴言や嫌がらせで自主退職が多い
過労死やうつ病で自殺者が出ている
最初は極端に優しく接してくる
派遣社員・契約社員を多く雇っている
これらの特徴のうち、いずれかに該当するようならばブラック企業の可能性が高いです。
「ブラック企業の特徴」については以下の記事に詳しくまとめてあるので、よかったらご参考下さい。
また、自分の会社のブラック度合いを測定する「ブラック企業診断ツール」というのも作成したので、もしよかったら活用してみて下さい。
これらをもとに、自分の会社は間違いなくブラック企業だと言えるようなら、転職を視野に入れるべきです。
STEP②:いつでも会社から逃げられる準備をしておく
次のステップは「いつでも会社から逃げられる準備をしておく」ことです。
これは、今すぐ転職するかしないかに関わらず、絶対にやっておくべきことになります。
では、いつでも逃げられる準備とは何をすればいいのか?具体的にやるべきこととは、以下の2つです。
転職サイトに登録だけでも登録しておく
転職エージェントに相談する
転職サイトに登録だけでもしておく
1つ目は「転職サイトに登録だけでもしておく」とこです。
その大きな理由は
ストレスが限界に達してから転職サイトに登録するのでは遅すぎるから
逃げ道があると分かると精神的にグッと楽になるから
この2つです。
僕も過去、2度の転職経験があるのですが、ストレスが溜まってくると本当に登録する気力すらなくなってきます。
なので、ある程度余裕のある今のうちに登録だけサクッと済ませておくほうが絶対にいいです。
登録や利用は無料で、時間も5分もかからないくらいなので、転職サイトの登録は本当にしておくべきです。
転職サイトは「リクナビNEXT」が文句なしにおすすめ
ちなみに転職サイトに関しては
「リクナビNEXT」が文句なしにオススメです。
求人数・求人の質などすべてにおいて、他よりも群を抜いてトップクラスです。
なのでまずは、「リクナビNEXT」に登録しておけば問題ないです。
また、リクナビNEXTには、「スカウトメール」という機能があり、自分のプロフィールを登録しておくだけで、自分にあった求人を勝手にメールで送ってきてくれるので
「求人を自分で見るのが面倒臭い」
こういった人でも、送られてきたメールを見るだけで「今の自分にはこんないい求人もあるんだ」と認識できるので、めちゃくちゃハードルが低いんです。
リクナビNEXTの登録手順とおすすめの使い方に関しは、こちらにまとめたので、よかったら参考にしてみて下さい。
転職エージェントに相談をする
2つ目は「転職エージェントに相談する」ことです。
転職エージェントとは、簡単に言うと、ブロとの担当アドバイザーが求人選びから、応募、面談までを相談しながら一緒に行っていくれる求人支援サービスのことです。
こう聞くと、転職エージェントに登録すると絶対に転職活動しないといけない気がしますが、じつはそうではありません。
転職エージェントは、転職の意思が固まっていなくても、「転職しようか悩んでる」という人に向けてプロのアドバイザーがキャリアカウンセリングをしてくれるというサービスもおこなっています。
自分の職歴や職場で置かれている状況などを相談することで、
「転職すべきかどうか知りたい?」
「どんな転職先があるのか知りたい?」
これからのキャリアプランについて適切にアドバイスをして貰うことができます。なので、別に転職するかしないかは全く気にしなくていいんです。
下の画像は大手転職エージェントの「【リクルートエージェント】 」内にある疑問コーナーの1文なんですが
赤枠に書かれている通り
「転職しようか悩んでいる」というスタンスで全然大丈夫なんです。
ただ、「まったく転職する気はさらさらない」と言う人には意味がありませんので、
「いつかは転職するかもしれない人」
「会社が辛すぎてすぐに転職したい人」
というスタンスの人に大きなメリットがあります。
このカウンセリングは、転職サイトにはないメリットなので、本当におすすめです。(もちろん無料で行ってもらえます)
転職エージェントは「リクルートエージェント」が文句なしにおすすめ
「【リクルートエージェント】 」は、業界最大手で、求人の質・量ともにNo1といって良いでしょう。
また、アドバイザーの数もトップで、経験豊富な人が多いです。
まず真っ先に、登録しておくべき転職エージェントと言って間違いありません。
「リクルートージェント」に関しては下の記事に詳しくまとめたので、よかったらご参考下さい。
STEP③:転職のタイミングを決めておく
STEP②の段階で、自分はやっぱり転職したいと決意したのなら、次のSTEP③「転職のタイミングを決めておく」に移りましょう。
実際に転職活動をする前に、まずはどのタイミングで転職するのかを決める必要があります。
転職のタイミングとは具体的に
「今の会社で働きながら転職活動を行う」 「今の会社をすっぱり辞めてから転職活動を行う」
この2つのうちのどちらかです。
働きながら転職すべきなのか?それとも退職後に転職すべきなのか?それは人によって違うため、一概にどちらが良いとは言い切れません。
しかし、それぞれにメリット・デメリットがあるので、これから説明するメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った転職のタイミングを決めるようにして下さい。
働きながら転職活動をするメリット・デメリット
「働きながら転職活動をするメリット」は、以下の3つです。
金銭的な心配をしなくてもよい
転職先が見つかった場合、今の仕事と次の仕事にブランクが少ない
仮に転職先が見つからなくても、今の仕事を続けるという選択ができる
「働きながら転職活動をするデメリット」は、以下の4つです。
転職活動に費やせる時間が少なくなる
面接の日程調整が難しい
転職活動が長引く可能性がある
応募先の企業がすぐに就業できる人を希望の場合、希望に沿えない可能性がある
退職後に転職活動をするメリット・デメリット
「退職後に転職活動をするメリット」は、以下の3つです。
転職活動に専念できる
面接の日程調整がしやすい
採用された場合、すぐに入社することができる
「退職後に転職活動をするデメリット」は、以下の3つです。
金銭面での負担が大きい
ブランクがあると選考で不利になる場合がある
次の就職先が決まらないと焦りが出てくる
STEP④:会社を円満退職するための準備をする
転職活動をスタートさせるタイミングが決まったら、次のステップに進むのですが、その前に、転職活動のタイミングが「働きながら」or「退職後」かで、次のステップの順番が変わってきます。
もし、働きながら転職活動する場合は、そのまま、STEP④→STEP⑤の順番で読んでいって下さい。
退職後に転職活動をする場合は、STEP⑤→STEP④と逆の順番で読んでいって下さい。
ては、STEP④「会社を円満退職するための準備をする」について説明します。
転職するためには、今のブラック企業を辞めなければいけません。しかし「退職するために何をすればいいのか分からない」という人が意外といます。
飛ぶ鳥跡を濁さずという言葉もあるように、ブラック企業といえど角を立てずに円満退職したいですよね。
そこで、「会社を円満退職するまでの全体の流れ」を以下にまとめておきます。
退職するベストの日にちを決める
上司に退職の意思を伝える
退職願を提出する
残りの業務整理と引き継ぎを行う
退職する
「円満退職の方法」に関しては、以下の記事に詳しくまとめてあるのでご参考下さい。
自分から退職できない場合は退職代行サービスを活用する
自分の力で無事に退職することができればいいですが
「自分からなかなか退職を切り出せない」
「退職させてもらえない」
ブラック企業だと、こういう人も中にはいると思います。
ひどい企業だと、「今退職するのなら損害賠償を請求する」「お前なんか転職したところでやっていけないよ」などと高圧的な態度を取られる場合もあります。
そんな時には、「退職代行サービス」を利用するのがおすすめです。
退職代行とは、労働者が退職したいと思ったときに、労働者の代わりに退職の処理をすべて行ってくれるサービスのことです。
極端なことを言うと、退職代行サービスに頼めば、自分は会社の人と一切顔を合わせることなく、円満に退職をすることができます。
退職代行って怪しくない?と思う人もいるかもしれませんが、法律的にも問題なく、全然怪しくありません。
実際、自分も過去の転職で、この退職代行サービスを利用したことがあるのですが、気まずい思いを一切味わうことなくあっさりと会社を辞めることができました。
退職代行はパイオニアで業界最大手の「EXIT(イグジット)」がおすすめ!
退職代行サービスは利用者も多く、数多く存在しますが、一番のおすすめは「EXIT」です。
「EXIT」は。退職代行というサービスを一番最初に始めた先駆者の会社です。
退職成功率100%の実績を誇り、LINEでのやりとりにも対応しているため、やり取りが非常にスムーズです。
もし退職代行サービスで迷うようなら、「EXIT」を選んでおけばまず間違いありません。
「EXIT」に関しては、下の記事に詳しくまとめたのでよかったらご参考下さい。
STEP⑤:転職活動を本格的にスタートさせる
STEP⑤は「転職活動を本格的にスタートさせる」ことです。
転職活動を始めるにあたって必須ともいえるのが
「転職サイト」
「転職エージェント」
この2つの求人支援サービスです。
ちなみに、ハローワークはどうなのか?とよく聞かれるのですが、はっきり言うと、ハローワークはおすすめしません。
理由は、どの企業でも無料で求人掲載が可能なので、ブラック企業の求人が多かったりします。もちろんブラック企業だけではありませんが。
それよりも、質の高い求人が多い「転職サイト」や「転職エージェント」をおすすめします。
ホワイト企業が見つかる可能性が断然高くなります。
転職サイトと転職エージェントではどっちを利用すればいいの?と思うかもしれませんが、これに関しては、一概にどちらがいいとは言えません。
その人の転職活動のスタイルによって変わってくるからです。
転職サイトと転職エージェントの違いについては、以下の表にまとめておきます。
転職プロセス | 転職サイト | 転職エージェント |
転職活動の進め方 | アドバイザーと相談 | 自分で決める |
求人情報の探し方 | アドバイザーから紹介 | 自分で探す |
応募書類の書き方・面接対策 | アドバイザーが添削、指導 | 自分で作成・修正 |
企業への応募 | アドバイザーが代行 | 自分で応募 |
日程調整・労働条件交渉 | アドバイザーが代行 | 自分で調整・交渉 |
簡単に説明すると、転職サイトは、求人検索から面接まで最後まで自分で行い、転職エージェントは、アドバイザーに相談しながら最後まで一緒に行うといった感じです。
働きながら転職活動する場合、どうしても時間が足りないので、転職エージェントを利用する人が多いですね。
自分の転職活動のスタイルに合ったほうを選択するようにして下さい。
おすすめの「転職サイト」「転職エージェント」に関しては、以下の記事にまとめてあるのでよかったらご参考下さい。
以上、「ブラック企業を辞めたい人への対策マニュアル」でした。
今の仕事が辛くて限界だという人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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